【バレー】石川祐希「このような試合をしていては勝てない」8連続失点で失った第1セットを反省
- スポーツ
- 2023年7月5日
<バレーボール・ネーションズリーグ(VNL):日本3-2中国>◇4日◇予選ラウンド第9戦◇フィリピン・パサイシティ
世界ランキング6位の日本が、開幕から続く連勝を9に伸ばし、ファイナルラウンド進出を決めた。
同22位の中国と対戦し、3-2で逆転勝利。平均身長で2メートルに迫る相手の高さに劣勢を強いられたものの、第3セットから途中出場のオポジット宮浦健人(24)が流れを変える活躍を見せ、チーム2番目となる15得点をマークした。キャプテン石川祐希はチームトップの19得点。苦しい展開でも、シックスを鼓舞した。
出場16カ国中、唯一の負けなしで単独首位の座をキープ。この後はオランダ、イタリア、ポーランドと対戦する。
石川の口から真っ先に出た言葉は、セットポイントを取りながらも、8連続失点で失った第1セットの反省だった。「点差が離れた分、ちょっと気持ちに余裕を持ってしまった。うまく修正しなければいけなかったんですけど、それができなかったところが、僕も含めてチームの甘さだと思う。今日は勝つことができましたけど、このような試合をしていては、この後の3戦、強いチームが残っているので勝てないと思う。また切り替えて、準備したいと思います」と振り返った。
中国の粘り強さがすごかったとも取れるが、言い訳はない。「1セット目に仕留めることができていれば、あのようなモチベーションでは臨んでこないと思う。中国を乗せてしまったのも僕たちが1セットを落としたから。そこは反省してます」と反省の弁を重ねた。
7日はオランダ戦。「非常にいいチーム。ブロックも中国と同様に高い。向こうには1枚エースがしっかりいるので、その選手を乗せないように、僕たちのチームブロック、ディフェンスをうまく連係をとって、固めていく必要がある」と、仕切り直しを誓った。

日刊スポーツより転用
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