任天堂の3月期は減収減益、スイッチ伸び悩み
- 政治・経済
- 2023年5月10日
任天堂が9日発表した2023年3月期連結決算は、売上高が前年同期比5・5%減の1兆6016億円、最終利益は9・4%減の4327億円と、減収減益だった。主力の家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の販売が伸び悩んだ。
一方、この日発表した24年3月期の業績予想は、売上高が9・5%減の1兆4500億円、最終利益は21・4%減の3400億円と見込んだ。スイッチの販売台数は、前年同期より16・5%減の1500万台と予想している。
任天堂が9日発表した2023年3月期連結決算は、売上高が前期比5・5%減の1兆6016億円、最終利益は9・4%減の4327億円で、2期連続の減収減益だった。
スイッチの販売台数は前年同期より22・1%減の1797万台と、想定(1800万台)を下回った。昨夏頃までの半導体不足の影響で生産が低調だったうえ、年末商戦が伸び悩んだ。
ソフトは、昨年11月に発売した「ポケットモンスター」シリーズの新作が今年3月までに2210万本を売り上げるヒット作となったが、全体の販売数は9・0%減の2億1396万本にとどまった。
オンラインで記者会見した古川俊太郎社長は「(スイッチは)これまでと同じようなペースで伸ばしていくのは難しい」と述べた。
同時に発表した24年3月期の業績見通しは、売上高が9・5%減の1兆4500億円、最終利益は21・4%減の3400億円と3期連続の減収減益を見込んだ。
読売新聞オンラインより転用
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