中学の男性教諭、生徒に校内でわいせつ行為し懲戒免職…担任への相談で発覚
長野県教育委員会は23日、わいせつ行為や飲酒運転などをした公立中学校と県立高校の教諭ら4人を懲戒免職とし、このほかに2人を減給10の1(1か月)の処分にしたと発表した。今年度の懲戒処分は計12人で、昨年度(5件)から倍増し過去5年間で最多となった。
(写真:読売新聞)© 読売新聞
発表によると、20歳代の南信地区の中学校の男性教諭は昨年10月、勤務先の生徒に対し、校内で複数回わいせつな行為をした。生徒が同11月に担任へ相談して発覚。20歳代の東信地区の高校の男性教諭は同9~10月に、勤務先の生徒に校外で複数回わいせつな行為をした。ともに警察への告訴・告発はしていないという。
また、県立高校の非常勤講師(59)は今年1月、松本駅前で友人と飲酒後、自家用車を運転し電柱に衝突する自損事故を起こし、今月10日には同校の教諭(60)が飲酒後、自家用車を運転した。このほか、パワーハラスメントをした東信地区の小学校の男性教頭(60)と、信号無視で人身事故を起こした南信地区の小学校の男性校長(57)を減給処分とした。
県教委は、有識者に今年度の懲戒処分事案の分析を依頼しており、再発防止に向けて原因を探る。内堀繁利教育長は23日付で公立学校の教職員に「不祥事の根絶に向けて」との緊急メッセージも発出した。記者会見で内堀教育長は「痛恨の極みだ。根絶に向けて取り組みたい」と訴えた。
読売新聞より転用
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