サッカー日本代表メンバー落選の吉田麻也、長友佑都について北澤豪氏「いつでも戻れる」
- スポーツ
- 2023年3月16日
日本サッカー協会は15日、国際親善試合2試合に臨む日本代表メンバー26人を発表した。昨年のカタールW杯を終えて初の日本代表活動。日本サッカー史上初めてW杯後も引き続き指揮を執ることが決まった森保一監督(54)は、第2次体制の初陣にカタールW杯メンバー16人、復帰組6人、初招集4人を選出。24日にウルグアイ戦(国立)、28日にコロンビア戦(ヨドコウ)に挑む。1990年代に日本代表として森保監督と共に戦った北澤豪氏(54)は、平均年齢がカタールW杯から3・3歳若返ったメンバー構成に納得すると同時に今回、メンバーから外れたベテランのDF吉田麻也(34)=シャルケ=、DF長友佑都(36)=F東京=について「いつでも戻れるだろう。誰にでもチャンスはある」と語った。
メンバー発表をする森保一日本代表監督 © スポーツ報知/報知新聞社
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新しい日本代表は、カタールW杯日本代表から「積み上げ」が期待できるメンバーだ。カタールW杯から急激にチームが変わるということなく、その上で、3年半後の26年W杯を見据えて年齢を考慮したメンバー選考になった。
初招集の若い4人は、いずれも楽しみな選手だ。
DF角田涼太朗(21)=横浜FM=は左利きのセンターバック。技術がしっかりしており、ドリブルでボールを運ぶことができる。サイドバックの半田陸(21)=G大阪=はアウトサイドからもインサイドからも駆け上がり、チームにエネルギーを与えることができる。DFバングーナガンデ佳史扶(21)=FC東京=は前に行く力が強い。MF中村敬斗(22)LASK=は「個」で勝負できる選手だ。スピードがあり、最近では得点力を身につけてきた。
26年W杯に向けてのリーダーは、年齢や経験を考えると、やはり、遠藤航(30)=シュツットガルト=となるだろう。シュツットガルトは現在、厳しい状況にあるが、それでも招集したのは、森保監督がリーダーとして期待している表れだと思う。
26年W杯までの時間を考えた時、鎌田大地(26)=フランクフルト=、板倉滉(26)=ボルシア=、冨安健洋(24)=アーセナル=にもリーダーとしての役割が求められる。
今回、DF吉田、DF長友がメンバーから外れたが、彼らは経験が豊富なので、いつでも日本代表に戻れるだろう。そうあるべきだ。年齢は考慮されるが、すべてではない。日本代表は、年齢に関係なく、誰にでもチャンスがあるものだ。
スポーツ報知/報知新聞社より転用

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