青森県警が女性警察官を「本部長注意」処分 傷害事件の被害にあったタクシー運転手の意向に反して事件として処理せず
青森県警察本部は、1月に発生した傷害事件の被害者対応と事件の処理が不適切だったとして、女性警察官を本部長注意の処分にしたと発表しました。
処分を受けたのは、津軽地方の警察署に勤務する30代の女性巡査部長です。 県警によりますと、女性巡査部長は1月16日、青森市内でタクシー運転手が男に頭を殴られるなどした事件に現場で対応しました。
しかし、被害者がすぐに被害届を出したいという意向があったにもかかわらず巡査部長は迅速に対応せず事件として処理しませんでした。
県警は、この対応が不適切であったとして、2月21日付で本部長注意の処分にしたと発表しました。事件については、その後被害届が提出され、傷害の疑いで1月27日に男が逮捕されています。
処分について、県警は、「今回の事案を重く受け止め、今後このような事案が再発することがないよう職員の指導教養に務めていきます」とコメントしています。
また、被害を受けたタクシー運転手が勤務する会社は、青森朝日放送の取材に対し「事件の対応について女性警察官からの謝罪はあったが、県警から処分に関する連絡はなかった」と話しています。
ABA青森朝日放送
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