M6.3地震、3人死亡=建物新たに倒壊か―トルコ南部
- 国際
- 2023年2月21日
【イスタンブール時事】米地質調査所(USGS)によると、トルコ南部ハタイ県ウズンバー付近で20日午後8時4分(日本時間21日午前2時4分)、マグニチュード(M)6.3の地震があった。震源の深さは16キロ。AFP通信などによると、トルコでは少なくとも3人が死亡し、200人以上が病院で治療を受けるなどした。隣国シリアでも130人以上が負傷したとされる。
20日、トルコ南部ハタイ県で、新たな地震により倒壊した建物で救出作業を行う救援隊(EPA時事)© 時事通信 提供
20日、トルコ南部ハタイ県の地震被災地を訪問するエルドアン大統領(AFP時事)© 時事通信 提供
ハタイ県は6日に起きた地震で甚大な被害を受け、少しの揺れで崩壊する危険のある建物が多数ある。20日の地震で新たに複数の建物が倒壊したとみられ、捜索活動が行われている。震源はシリア国境に近く、シリア北西部でも大きな揺れがあった。
6日の地震では、これまでにトルコ国内で4万1000人以上の死亡が確認され、シリア側と合わせて約4万7000人が犠牲となった。
エルドアン大統領は20日の地震の数時間前に現地を訪問し、「県内では(6日の地震で)1万7000人以上が死亡し、建物の3分の1が居住不能になった」と述べていた。
時事通信より転用
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