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羽生結弦なきフィギュア界に不穏な空気、スケ連は“宇野昌磨推し”に変更するも偏愛が招いた失態


《本日の一般発売をもって、全券種SOLD OUTいたしました。たくさんのお申込みをいただき、本当にありがとうございました…!》

羽生結弦© 週刊女性PRIME

 2月26日に東京ドームで開催される羽生結弦(28)のアイスストーリー『GIFT』の公式ツイッターアカウントで、2月11日にチケットの完売が報告された。

羽生結弦の人気衰えず!

「昨夏にプロ転向を表明した羽生さんの勢いは、とどまるところを知りません。同公演は、羽生さんの半生とこれからを氷上で描く物語で、羽生さん自身が製作総指揮を務め、Perfumeなどのライブを手がける演出振付家のMIKIKO氏が演出を担当します。

 スケーター史上初の単独東京ドーム公演というだけでも快挙なのに、3万席ともいわれているチケットに抽選の申し込みが殺到し、落選者が続出している状況です」(スポーツ紙記者)

 国内外に多くのファンがいることが改めて証明された。

「国内80か所以上の映画館のみならず、香港、台湾、韓国でもライブビューイングが行われることも発表されています。公演翌日にはディレイ・ビューイングもあり、ディズニープラスでは国内独占ライブ配信も決定。ライブ配信後も、配信期間中は羽生さんの物語を堪能できます」(同・スポーツ紙記者)

 配信が決まった背景にはこんな事情も。

「人気アーティストのライブでも、東京ドームでの公演は2日間行わないと、採算が取れないといわれています。ただでさえリンクの設営に費用がかさみ、1日しか行われない羽生さんのショーは収益面で不安視されていたのです。

 そこで、権利などで莫大な収入が見込める配信で補うことにしたそうです。とはいえ、グッズの事前販売の売れ行きも絶好調のようですから、収益の心配は不要だったかもしれませんね(笑)」(イベント会社関係者)

 さらには、羽生自身が本公演のために紡いだ物語が、人気創作集団『CLAMP』のイラストによって、絵本として発売されることも決定。

「これだけでもその人気がうかがい知れますが、3月10~12日には地元の宮城県で東日本大震災の被災地から希望を発信するアイスショー『notte stellata』の開催も決まっています。

 また、5~6月にかけて行われる『Fantasy on Ice』は、出演者の発表やチケットの発売はまだですが、羽生さんの出演を予想して会場付近のホテルをすでに予約したファンも多いようです」(前出・スポーツ紙記者)

 競技会に出場していたアマチュア時代より多忙のように思えるが、ここまで精力的にプロとして活動したスケーターは過去にいたのだろうか。

「いないですね。今まではプロに転向しても、コーチをしながら、アイスショーに呼ばれたら出るといったケースが多かったので、羽生さんの場合はほかの人とは全然違います。競技をやめた後の新しい道の歩み方を、後輩たちに見せているのではないでしょうか」(スポーツジャーナリストの折山淑美氏)

 一方で、羽生なき後の競技会には不穏な空気が漂っているようだ。

日本スケート連盟は宇野昌磨選手に“推し変”

「羽生さんのプロ転向後、日本スケート連盟(以下、スケ連)は宇野昌磨選手に“推し変”しました。しかし、宇野選手には気の毒ですが、それが原因でトラブルが起こったのです」(大会関係者、以下同)

 一体、どういうことか。

「昨年11月に北海道で行われた、グランプリシリーズの第5戦『NHK杯』で、出場選手を巡ってスケ連が失態をおかしてしまい……」

 男子シングルは、優勝した宇野、2位となった山本草太と、友野一希が出場していた。

「出場選手を調整するにあたり、主催のスケ連と共催のNHKそれぞれが、希望選手を提示しました。

 NHKとしては、年齢やキャリアを鑑み、今後の活躍を期待して鍵山優真選手に出場してほしかった。おそらく、数年後に向けて映像資料を残したい意図もあったのでしょう。しかし、スケ連としては“推し”の宇野選手を出したかったのです

 なんとしてでも宇野を出場させるため、スケ連は驚愕の行動に出る。

「鍵山選手サイドに“NHKが宇野選手を希望している”と説明したのです。しかし、それが嘘であることを鍵山選手サイドは知っていた。そのため、スケ連に対する不信感が生まれてしまったのです」

 結果的に、鍵山は第1戦『スケートアメリカ』と第3戦『フランス杯』にエントリーしたが、左足首のケガのためどちらにも出場することができなかった。そして、『NHK杯』は……。

「宇野選手が出場しても会場には空席がチラホラ。羽生さんが出場した’21年の『NHK杯』に比べたら、盛り上がりに欠けました」(前出・スポーツ紙記者)

「会見で言うことじゃない」と大炎上

 しかし、これだけ偏愛している宇野のことさえ、スケ連は守ることができなかった。昨年末の『全日本フィギュアスケート選手権』でのことだ。

「『全日本』は世界選手権などの代表の選考会でもあります。大会後には、世界選手権代表に選ばれた選手の会見が行われ、男子シングルは宇野選手、山本選手、友野選手が出席しました。

 その中で宇野選手が“(選考結果を)うれしく思えない部分もある”と発言。具体的なことを問われると“一時の感情で変なこと言うとあれなので、コメントは控えたい”としました。しかし、“代表のほかの2選手に失礼”“会見で言うことじゃない”などと大炎上してしまったのです」(スポーツライター)

 フィギュアスケート関係者が、この騒動を振り返る。

「そもそも、スケ連が選手に対して事前に選考理由をきちんと説明していれば、このような事態は起こらなかったはず。しかも、フィギュア委員長の伊東秀仁氏はこの発言の直後、逃げるように会見場を出ていき、急きょ、竹内洋輔強化部長が対応にあたりました。そもそも遅い時間の会見で、さらに宇野選手の発言の対応を1人で背負わされて、竹内強化部長は心身ともに疲弊したことでしょう」

 別の関係者が続ける。

「スケ連は、組織の体質なのかほかにも問題アリな人が多くて。理事も務める男性広報担当者は、若い女性記者とはコミュニケーションをとるのですが、気に入らない人は無視しますから。こういったところから改善しないと、羽生さんのようなスターが再び生まれることはないのでは」

 フィギュアの未来は、スケ連にかかっているようだ。

折山淑美 ’90年代初頭からフィギュアスケートを取材し、’10年代からは羽生結弦を丹念に追っている。’21年には羽生との共著『羽生結弦 未来をつくる』(集英社)を出版

週刊女性PRIME [シュージョプライム]より転用


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