九州電力、顧客情報の不正閲覧1万4000件 不正常態化、浮き彫り
- 政治・経済
- 2023年2月4日
九州電力は3日、競合する新電力の顧客情報の不正閲覧問題で、2022年10月5日以降の3カ月間で155の新電力業者の顧客情報約1万4000件を閲覧していたとの調査結果を発表した。
九州電力=福岡市で© 毎日新聞 提供
九電は3日、調査報告書を経済産業省に提出した。閲覧を認めたのは委託会社を含めた従業員335人。九電は営業活動に利用した事例はなかったと説明しているものの、閲覧を認めた従業員の4割超が問題のある行為だと認識しており、不正が常態化していたことが浮き彫りになった。
顧客情報を管理していたのは、九電の子会社、九州電力送配電のシステム。発表によると、九電や委託会社には、九州電力送配電のシステムにアクセスできる端末が計2015台あり、3カ月間のログを解析した結果、379台で不正閲覧の痕跡が確認された。
従業員約2600人を対象にした記名アンケートでは、閲覧理由について、顧客からの手続きをスムーズに行うためとの回答が多かったという。九電の担当者は「円滑な顧客対応よりも、コンプライアンス(法令順守)が優先するという意識の徹底が不十分だった」と述べた。
毎日新聞より転用

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