矢沢永吉 巨額詐欺の35億円借金に本音告白「僕だって、もうダメだと思いましたもん」
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- 2022年12月24日
ロック歌手・矢沢永吉(73)が23日、NHK「NHK MUSIC SPECIAL 矢沢永吉 激白!超えられなかったあと1本」(後10・00)に生出演し、自身が被害を受けた詐欺、横領事件について振り返った。
矢沢永吉© (C) スポーツニッポン新聞社
23歳の時に伝説的バンド「キャロル」でデビュー、26歳でソロ活動を始め、77年には日本人ロック歌手として初の日本武道館単独公演を成功。31歳で単身渡米するなど、世界へその名をとどろかせた。
順風満帆な活動をしていた98年、巨額の詐欺被害が明るみに出た。オーストラリア・ゴールドコーストに予定していた高層ビル建設計画をめぐり、土地購入のため約35億円を出資。ところが、責任者で古くからの友人でもある人物に、融資の担保に利用され、土地を無断で売却されてしまった。ビルにはレコーディングスタジオなどが入る予定だった。
当時の心境を、矢沢は「僕だって、もうダメだと思いましたもん。“あ~俺、やっちゃった。何やってるんだ、一体”って」と率直に打ち明けた。それでも、「僕って単純で分かりやすいですから、“大変だけど、返せるかな?”、“返せますとも”って言われたら、分かった!って、またまっしぐらに行ける、単純なところがある」と、周囲に背中を押されながら借金返済を開始した。
結果、矢沢は借金を6年で完済してしまった。「だから、おかしなもので、ちゃんとできたら、“そういうこともあったよね”と言えるわけじゃないですか?俺はラッキーです。ホントに。助けてもらったみたいな」と振り返った。
スポーツニッポン新聞社より転用
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