秋葉復興相に「交代論」年内も視野…公選法違反疑惑や旧統一教会との関係、野党から追及
- 政治・経済
- 2022年12月23日

秋葉賢也・復興相
政府・与党内で22日、公職選挙法違反疑惑などが指摘されている秋葉復興相の交代論が浮上した。岸田首相は早ければ年内に人事を行うことも視野に入れ、与党との調整を進める構えだ。
秋葉氏は自民党茂木派所属の当選7回で、今年8月の内閣改造で初入閣した。先の臨時国会では、昨年の衆院選で秘書2人に違法な報酬を支払ったとされる疑惑や、自身が代表を務める政党支部が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)関連団体に会費を支出したことなどを巡り、野党から激しい追及を受けた。
公選法違反疑惑を巡り、秋葉氏は違法性を否定し、自らの進退に関しては「引き続き、丁寧に説明責任を果たしていきたい」と続投する考えを表明した。首相も「復興相としての職務とあわせ、国会への説明責任を果たすことは大事な職責だ」と述べていた。

杉田水脈・総務政務官
ただ、来年1月召集の通常国会で秋葉氏への追及が続くことは必至で、政府・与党内では「来年度予算案の審議などに支障を来す」との懸念が出ている。
秋葉氏に加え、懸念材料を抱える杉田水脈総務政務官らを交代させる案もある。杉田氏は、過去に月刊誌やブログで性的少数者(LGBT)は「生産性がない」などと表現し、今月2日に撤回して謝罪した。
読売新聞より転用
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