勤務中に公用車の私的利用重ねる 兵庫県職員を懲戒免職 公用クレカでマイカー給油も73回
© Copyright(C) 2022 神戸新聞社 All Rights Reserved. 職員2人の懲戒免職処分について発表し、謝罪する兵庫県の井筒信太郎・人事課長(中央)ら=25日午後、兵庫県庁
兵庫県は25日、公用車の私的利用を繰り返したとして、産業労働部総務課の男性参事(62)を懲戒免職処分にしたと発表した。公用のクレジットカードを使って自家用車に給油していたことも発覚し、燃料費など約43万円を既に返還したという。
県によると、参事は「西オーストラリア州・兵庫文化交流センター」所長として同州で勤務していた2015年6月~22年5月の間、私物の運搬などで16回公用車を使用したほか、センター名義のカードで自家用車に73回給油した。今年5月に公用車で追突事故に遭って発覚し、給油について「最初は間違えて公用のカードを使ったが、2回目からは感覚がまひした」などと説明しているという。
また、自転車の酒酔い運転容疑で県警に書類送検された宝塚土木事務所の男性主査(58)も懲戒免職処分に。主査は今年8月、出勤時に酒に酔った状態で電動自転車に乗り、三田市内の路上で3回ほど転んで救急搬送されていた。車の酒気帯び運転での6カ月の停職が明けて1カ月後だったという。
県立こども病院に勤務する50代の男性放射線技師は、17年以降、数分単位で職場離脱を繰り返していたとして減給1カ月(10分の1)の懲戒処分となった。
神戸新聞NEXT/神戸新聞社より転用
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