パナソニック「汐留ビル」買い戻しへ…「自社ビル」化で賃料の負担軽減目指す
- 政治・経済
- 2022年11月10日
© 読売新聞 パナソニック本社
パナソニックホールディングス(HD)が、経営悪化に伴い2013年に売却した「パナソニック東京汐留ビル」(東京都港区)の買い戻しを進めていることがわかった。ビルは都内の主要拠点となっており、事実上の自社ビルとし賃料の負担軽減を図る狙いがある。
ビルは地上24階、地下4階建て。現在は家電や空調を手がける事業会社の本社や美術館が入居する。12年3月期決算で過去最悪の7721億円の最終赤字を計上したのに伴い、ファンドなど2社に事実上、売却された。具体的には、ビルの管理・運用を任せてテナント料を受け取る信託契約を金融機関と結び、テナント料の受益権を507億円でファンドなど2社に譲渡する手法が取られた。
登記簿などによると、パナソニックHDはこれまでに受益権のうち9割を取り戻した。ビルの所有権は信託契約を結んでいる金融機関が保有している。パナソニックHDは賃料を金融機関に支払う一方、受益権に基づく配当を受け取ることで経費を圧縮できる利点がある。
読売新聞より転用

コメントする