岸田首相に「やれ」と言われたら…拉致問題解決、飯島勲氏が意欲
- 政治・経済
- 2022年11月2日
© 毎日新聞 提供 パネルディスカッションする飯島勲氏(左)と滝沢亮・三条市長=新潟県三条市の三条市体育文化会館で2022年10月30日午後3時40分、青木英一撮影
新潟県三条市(旧下田村)出身の自由民権政治家、西潟為蔵(1845~1924年)の功績を通じて地域振興を考える「地方創生フォーラム」(NPO法人西潟為蔵会主催)が、三条市体育文化会館であった。小泉純一郎元首相の首席秘書官を務めた飯島勲・内閣官房参与が講演した。
フォーラムには約250人が参加した。2002年9月の小泉氏訪朝に同行した飯島氏は、日本財団の笹川陽平会長について「金正日(当時、国防委員長)と好き勝手に話ができる(関係だった)」と指摘。「(私から)笹川氏に『力を貸してくれ』と頼んだ」と明かした。日本人拉致問題に関しても「(岸田)首相から『やれ』と言われたら、融和の精神で何とかしたい」と意欲を示した。一方、田中角栄元首相については「『若き血の叫び』というスローガンで政治家になり、初当選後の10年間で25本の議員立法を成立させた」と評価した。
飯島氏と滝沢亮・三条市長によるパネルディスカッションでは、定住人口や交流(観光)人口に加え、地域と多様に関わる「関係人口」の重要性が取り上げられた。滝沢市長は、三条市のホームページの移住に関するアクセス数が2020年には年間約9000件だったのが、21年は約10万件、22年は9月だけで約2万件に上ったことを紹介。「三条市が注目を集めているので、もっと前に進めたい」と話した。【青木英一】
毎日新聞より転用

コメントする