脳に損傷も…ゆりやんを襲った話題作の「ずさんすぎる撮影現場」
- エンタメ
- 2022年11月1日
「ゆりやんら一部の演者には、出演料とは別に身体を元に戻すまでの“金額保障”が出ているんです。だから彼女も事務所ぐるみで過酷な肉体改造や撮影に耐えていたのだと思います」(芸能プロスタッフ)
10月27日、Netflixが同社オリジナルドラマ『極悪女王』で主演を務めるゆりやんレトリィバァ(31)が緊急入院していたことを発表した。
『極悪女王』は、悪役レスラーとしてカリスマ的人気を誇ったダンプ松本(61)を題材にしたNetflixオリジナル作品で、ゆりやんは主役のダンプ松本役、ライバルの長与千種役には女優の唐田えりか(25)が抜擢されていた。ゆりやんらは本作の役作りのために30㎏超の増量を要求されており、その厳しい撮影条件には世間から批判の声があがっていた。© FRIDAYデジタル 7月中旬の朝8時40分ごろ、『極悪女王』の撮影に姿を現したゆりやん。この日は唐田とともに主に食事のシーンを撮影していた
「ゆりやんさんは昨年の冬に-45㎏のダイエットに成功していました。今年の年明けには、その新たなイメージから化粧品ブランド『キールズ』のアンバサダーにも就任。新たな仕事が増えていた中で65㎏から93㎏の増量に踏み切った。オーディションで勝ち取った主演とあって、この作品にかけていたのだと思います」(同前)
10月21日は、千葉県の体育館で1日中プロレスシーンの撮影に臨んでいた。ゆりやんは、頭から落ちる動きを100回以上繰り返すなど、かなり過酷な撮影に挑んでいたという。この時すでに頭痛があったというが、撮影は続行された。後日、ゆりやんは我慢できないほどの頭痛を訴え、緊急入院することとなった。© FRIDAYデジタル 同日、ゆりやんに続いて撮影現場に姿を見せた唐田。役作りのために10㎏ほど体重を増やしたが、見た目が変わらずに苦戦しているという
撮影中、ほかにも彼女は指を怪我して、撮影に参加できないことがあったという。結果的にゆりやんは、この4ヵ月間の撮影で2度も怪我を負うこととなった。プロレスが題材の作品とあり、撮影に多少の怪我はつきものという見方もあるが、実は当初よりその進行スケジュールには無理があると指摘されていたという。
「撮影開始1ヵ月前の6月上旬になっても脚本ができていませんでしたし、メインキャスト以外のキャスティングにも難航していました。7月頭にクランクインなのに、6月末になっても撮影スケジュールは定まっておらず、スタッフの間でも『本当に安全に配慮した上で進んでいるのだろうか』とかなり不安視されていました」(制作会社関係者)© FRIDAYデジタル 現場に到着して準備すること1時間半。ゆりやんは衣装を着て、共演者の唐田と談笑しながら撮影場所へとむかった。現場では、よく共演者やスタッフを笑わせていたという
撮影開始5日前になってもロケ場所の下見が終わっていないような状態だったという。以降、余裕のないスケジュールで現場スタッフやキャストらは不安を抱えながら危険を伴うシーンの撮影を行ってきた。
「11月下旬までゆりやんさんなしで撮影は続けられますが、4話までしか撮影できていない状態です。5話の台本もまだできていない。本作を担当する白石和彌監督(48)は来年すでに2本の映画を撮ることが決まっています。制作陣が年内で撮りきらねばと焦って予定を詰め込んだ結果、短期間で演者に過度な負荷をかけてしまったのだと思います」(ドラマ関係者)
10月下旬に、共演者の唐田がコロナウイルスに感染し、撮影はさらに難航している。このまま作品がお蔵入りになるのでは、との見方も出てきているという。
期待された話題作の裏で頻発していた制作側の不備。一刻も早いゆりやんの回復を祈るばかりだ。© FRIDAYデジタル スタッフと話しながらロケバスへ乗り込むゆりやん。他の共演者が苦戦する中、撮影開始時点ですでに+30㎏の増量に成功していた© FRIDAYデジタル 現場に現れ、ゆりやんと同じロケバスに乗り込む唐田。衣装に着替えたゆりやんと合流すると、二人は楽しげに話していた© FRIDAYデジタル ジャージの様な衣装に着替え、再びロケバスへと向かう唐田。2年ぶりの女優本格復帰をかけて本作に挑んでいたが……
FRIDAYデジタルより転用
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