「ボケ」「しばくぞ」と暴言、部下休職 兵庫県警50代警部補処分
部下2人に「ボケ」などのパワーハラスメントに当たる発言を繰り返したとして、兵庫県警は25日、総務部の50代男性警部補を本部長訓戒処分にしたことを明らかにした。同僚の男性巡査部長ら3人もパワハラで本部長注意などとした。
県警監察官室によると、警部補は2020年3月~21年12月、部下の40代男性巡査部長に対し「アホ」「しばくぞ」と日常的に怒鳴った。22年4~6月にも40代男性巡査長に暴言を吐き続けた。巡査長は精神的苦痛から体調不良を訴え、6月から休職している。警部補は「仕事に対する積極性のなさに腹が立った」と話しているという。
同じ職場の50代男性巡査部長も同様に「死ね」などと暴言を繰り返したとして本部長注意、30代男性巡査長は迎合してパワハラを誘発したとして所属長注意、上司の60代男性警部も警務部長注意の処分とした。いずれも9月1日付。
また、県警代表で柔道や剣道などの大会に出場する「特別訓練員」を指導する40代男性警部補を本部長注意処分とした。9月30日付。19年6月~22年7月、20~40代の男女職員7人に日常的に「辞めろ」と長時間叱責したり、机をたたいたりした。訓練名目で約20キロ走らせることもあった。「感情的になってやった」と話しているという。
毎日新聞より転用
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