ライバルなりすましビラ配布の福岡市議が辞職「間違った正義感」
ライバルなりすましビラ配布の福岡市議が辞職「間違った正義感」
毎日新聞
2022/10/28 19:45
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18歳未満の女子生徒とホテルや自宅でみだらな行為 県立高校の20歳代男性教員を懲戒…© 毎日新聞 提供 謝罪する堀本和歌子氏=福岡市中央区の市役所で2022年10月28日午後3時22分、野間口陽撮影
元衆院議員の男性になりすまし、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と男性の関係を示すビラを配布した堀本和歌子・福岡市議(41)=日本維新の会を離党=が28日、議員を辞職した。同日開いた記者会見で「間違った正義感だった」と謝罪し、配布時に使った車を運転していたのは維新関係者だったことも明らかにした。
堀本氏によると、配布時に車を運転していたのは来春の市議選に維新公認で立候補を予定する男性で、日ごろから政治活動を手伝ってもらっていたという。男性には、今回のような内容ではなく、市政報告を配ると伝えていたという。
堀本氏は2019年の市議選博多区で元衆院議員の男性らと争い僅差で初当選した。市議は23年春に任期満了を迎えるが、堀本氏は「男性は衆院選に出ると思っていた。票を減らそうというよりも市民に真実を知ってほしかった」と説明。一方で「後ろめたい気持ちはあった」と語った。
堀本氏は8月8日午前1時ごろ、同市博多区内の一部の民家や集合住宅に約200部のビラを配布した。ビラは男性が一人称で語る形式で、19年に韓国で開かれた式典に出席した様子を紹介。旧統一教会の韓鶴子(ハンハクチャ)総裁に対し「元衆院議員として祝辞を述べさせていただきました」などと記されていた。
毎日新聞より転用
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