堀ちえみ、舌がん乗り越え社会復帰に涙「人生捨てたもんじゃない」 記者ももらい泣き
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- 2022年10月28日

舌がんを乗り越えての社会復帰に涙した堀ちえみ (C)ORICON NewS inc.
歌手でタレントの堀ちえみ(55)が27日、都内でデビュー40周年記念ライブ『Chiemi Hori 40thプラス1 Anniversary Live ~ちえみちゃん祭り2023~』の取材会見を開催した。舌がんを乗り越え2017年以来、6年ぶりのコンサート開催に向けて思いを語ると涙を流した。
久々に公の場に登場した堀は冒頭、記者に向けて「このように障がいが残ってしまい、言語訓練しましたが、聞き取りづらい部分もあると思います。私が言った言葉が聞き取りづらければ、聞き返していただいても大丈夫です。遠慮なく質問してください」と笑顔。 闘病生活については「絶望の中にいた」と打ち明けながら、取材の場に出れたことに「こういう姿(自分が元気に表舞台に出れる姿)を想像にしていないかったので感無量です。やばい…危ないと思ったこともありました。今は医療も進んでおり、みなさんのおかげで…」と涙を流した。
弱音を隠さず話し、元気な姿を見せる堀の姿に質問したリポーター(記者)は「私ももらい泣きしてきちゃった…」と涙。
改めてコンサートを開催できる運びとなり、堀は「まさか歌を歌えると思っていなかったし、社会復帰もできると思っていなかった。みなさまが温かく受け入れてくれたおかげで、今の私がいると思います。人生捨てたもんじゃない」と力を込めた。
堀は「第6回ホリプロタレントスカウトキャラバン」で芸能界入りし、1982年3月に「潮風の少女」でデビュー。83年にはドラマ『スチュワーデス物語』が大ヒットした。現在は、7児の母となり、テレビ出演のほか、教育、健康にまつわるトークショー、音楽活動など幅広く活躍している。
2019年にはステージ4の舌がん、右のリンパ節への移転が見つかり、舌の6割超とリンパ節を切除し、太腿の組織を移植して再建する大手術を乗り越えた。著書『Stage For~舌がん「ステージ4」から希望のステージへ』(扶桑社)やオフィシャルブログを通じて、闘病体験を発信してきた。
今年デビュー40周年を迎え、日々ボイストレーニングやリハビリを行い、来年2月に今回のコンサートを開催。2017年以来、6年ぶりのコンサートとして23年2月15日に東京・かつしかシンフォニーヒルズ、4月7日に大阪・フェニーチェSACAYで開催する。
ORICON NEWSより転用
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