シーズン55本塁打の村上宗隆も所属 吉本興業はスポーツマネジメント最大手勢力だ!
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- 2022年9月15日
© 東スポWeb 55本塁打を放った村上宗隆(東スポWeb)
王貞治(巨人)に並ぶシーズン55本塁打の偉業を遂げたプロ野球ヤクルトの村上宗隆内野手。マネジメント契約を結ぶ吉本興業は、いま注目のスポーツマネジメントで業界最大手級の所属アスリート数を誇る。
村上と吉本の契約が発表されたのは昨年3月。当時のプレスリリースで吉本は「村上選手が野球に集中できる環境づくりと共に、オフシーズンを主としたメディア出演、SNS発信など全面的にサポートさせて頂く運びとなります」と業務について示している。
同社は13日の日本経済新聞に掲載された広告で「60人のアスリートをマネジメント」とアピール。引退選手も含めての数だが、プロ野球では先日引退を発表した福留孝介外野手(中日)らメジャーリーグ経験者、サッカー元日本代表のレジェンド・井原正巳氏、競泳女子のリオ五輪代表・今井月(東洋大)、プロゴルフで2012年の日本女子ツアー賞金王になった全美貞ら所属選手は多岐にわたる。
4日に放送が終わった綾野剛主演のドラマ「オールドルーキー」で関心を呼んだスポーツマネジメント。同作の制作にスポーツマネジメント監修として携わったスポーツビズ社は「『オールドルーキー パート2』があることを期待」とメディア向けリリース文で触れた。
同社ホームページによると、現役28選手と1チーム(カーリングのロコ・ソラーレ)、スポーツ文化人23人、指導者6人の計57人と1チームが所属アスリートに名を連ねる。現役ではインディ500覇者の佐藤琢磨、東京五輪体操男子メダリストの萱和磨、谷川航ら、文化人では岩崎恭子氏、小谷実可子氏ら説明不要の人たちがズラリと並ぶ。
1996年創設のスポーツビズはまさに業界最大手と言える存在だが、芸能事務所の吉本がアスリート数ではそれを上回る成長を遂げたことになる。芸能界ではホリプロがアスリートとの契約で古くから知られるが(現在42人)、吉本は98年ごろから力を注ぎ始めた。フジテレビから吉本幹部になった名プロデューサー・故横沢彪氏は当時、スポーツ界の宣伝・広報活動について「こういうのは本当は協会がやらなきゃダメなんだ」と競技団体の遅れた感覚に苦言を呈していた。
前出の日経広告で「プロ野球選手のメジャーリーグ移籍の支援、現地の有力エージェントとのパイプを生かし…」と実績を記した吉本。メディア活動にとどまらない勢いだ。
東スポWebより転用
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