スペースX宇宙船の破片、豪牧場で発見
- 国際
- 2022年8月5日
【AFP=時事】オーストラリアの羊農場で黒焦げの宇宙船の破片が突き刺さっているのが見つかった問題で、当局は4日、破片はイーロン・マスク氏率いる宇宙開発企業スペースXの宇宙船の一部だと発表した。
破片が発見されたのは、シドニーから南西に車で約5時間ほどのスノーウィー山地に程近い、人里離れたダルゲティー。7月9日に地表に落下したとみられている。
天体物理学者のブラッド・タッカー氏は先月、地元の農家らから連絡を受け、現場で破片を確認した 。
何もない牧草地に巨大な破片が突き刺さっている様子は、まるでSF映画『2001年宇宙の旅(2001: A Space Odyssey)』の一場面のようで、「度肝を抜かれた」とAFPに語った。
豪宇宙当局は声明を出し、破片はスペースXのものであると確認し、地元住民に対し、破片を見つけた場合は同社に連絡するよう呼び掛けた。
タッカー氏は、今回の発見現場の近辺ではさらにスペースXの宇宙船の破片が見つかる可能性があると話した。
宇宙船などの残骸の多くは海に落ちるが、世界中で宇宙開発が活発になるにつれ、地表に落ちる破片の数も多くなる可能性があると同氏は指摘。「人が多く住む地域に落ちるリスクがあり、それがどういう結果になるかわれわれは理解する必要がある」と語った。(c)AFP
【翻訳編集】AFPBB News
AFPBB Newsより転用
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