米、アルカイダ指導者を殺害 バイデン氏「正義は果たされた」
- 国際
- 2022年8月2日
【AFP=時事】ジョー・バイデン大統領は1日、米国がアフガニスタンの首都カブールで7月30日に国際テロ組織アルカイダの指導者アイマン・ザワヒリ容疑者を殺害したと発表した。
バイデン氏が殺害を最終承認し、民間人の犠牲者は出ていないという。
バイデン氏はテレビ演説で「正義は果たされた。このテロリストの指導者はもういない」と述べた。
米高官は、カブールの民家のバルコニーにいたザワヒリ容疑者を無人機攻撃で殺害したと説明。ザワヒリ容疑者がカブールに滞在していたことは、米国とアフガニスタンのイスラム主義組織タリバンが2020年にカタールの首都ドーハで署名した合意に「明らかに反している」と指摘した。この合意には米軍のアフガン撤退に向けたプランも示されていた。
米国がアフガニスタンでアルカイダの容疑者を標的に国外から攻撃を実施したのは、2021年8月31日に同国を撤退して以来初めて。
ザワヒリ容疑者は、2001年9月11日の米同時多発攻撃を首謀した初代指導者ウサマ・ビンラディン容疑者が11年にパキスタンで殺害された後、アルカイダを引き継いだ。米政府は2500万ドル(約33億円)の懸賞金をかけていた。(c)AFP
【翻訳編集】AFPBB News
AFPBB Newsより転用
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