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木村拓哉の母・まさ子さんが“反ワクチン・ノーマスク”で議席獲得の『参政党』応援動画に出演!背景に木村家の“16年間冷戦”


© 週刊女性PRIME 木村拓哉、母のまさ子(方子)さん

普通の、ず〜っとお母さんをしていたんですけども、47歳からイタリアンレストランに関わりまして、その関わっている間に“食のことに関してあまりにも皆さんが知らないことが多いな”っていうのを感じまして。そしてお店で“冷え性の方には根菜を召し上がった方がいいんですよ”とか、色々なお料理の食材を説明して。

そんなことをお隣の(席の)方がお聞きになって、“その話をウチでしてくれないか”っていうのがきっかけで、講演するようになりました」

穏やかでやさしく語りかけるような口調で、上品な雰囲気を漂わせる高齢と思しき女性の名前は“講演家”の木村まさ子(方子)さん。そう、元SMAPメンバー・木村拓哉の実母だ。そのまさ子さんと対面するのは、この度の参議院議員選挙で結成2年にして初議席を獲得した『参政党』神谷宗幣(そうへい)事務局長。

まさ子さんが、参政党公式YouTubeに投稿された【教育をCHANGE!神谷宗幣と木村まさ子さんが「教育」について語る!どのように子育てをしたのか!】との動画に出演したのは、参院選投票4日前の7月6日。つまりは党の命運を左右するといっても過言ではない、重要な動画に招かれたというわけだ。

そもそも聞きなれない“参政党”とはどんな党なのか、全国紙政治部記者が解説する。

「党の“顔”である神谷氏は、もとは吹田市議会議員を務めて、2012年の衆議院選挙の大阪13区で自民党から出馬するも落選。その後は若者世代の政治への意識改革を信条として、SNSを含めたネットツールを駆使して着実に支持層を拡大してきました。

そして2020年に同志らと参政党を結成し、“泡沫”とされながらも全選挙区に45人、比例代表に5人の候補者を送り込んで176万票を獲得。晴れて1議席を獲得するとともに政党要件も満たしたのです。共同代表の赤尾由美氏は、かつて『大日本愛国党』を率いた赤尾敏さんの姪でもあります」

政府のコロナ対策に「おかしい」

同党が3つの重点政策として掲げるのが、学習力の高い日本人を育成する《子供の教育》、化学的な物質に依存しない《食と健康、環境保全》、外国勢力が関与できない《国のまもり》。保守色の強さこそうかがえるものの、至極真っ当な政策を打ち出しているように見える。

おそらくは自身も飲食店経営経験者で、以後は“食育”をテーマに全国各地で講演活動を展開してきたまさ子さんだけに、子どもの教育や、食と健康への政策に同調する部分があったのだろう。神谷氏や、参政党と繋がったのは自然の成り行きか。

一方で、政府に対して「接種は任意なのに、なし崩し的に同調圧力がかかっているのはおかしい」と声高に訴えているのが、新型コロナウイルスへの取り組みとワクチン接種について。

同党HPでは《参政党の新型コロナ・ワクチン政策》なるコロナ対策も掲示しているのだが、その中で、

《参政党は、新型コロナウイルスのワクチンを接種していない方々の自由や人権を守るとともに、現在深刻化しつつあるワクチン副反応被害者にも救済の具体的方法を提供することを基本とする政党として、今後とも以下を推進していくこととする。》

と、ワクチン接種の強要行為、子ども世代への接種反対、副作用被害者への救済、ワクチンハラスメントの防止、ワクチン接種による身体への悪影響リスクの情報開始を訴えている。加えて前出の政治部記者が、同党が行っていた街頭演説でのまさかの光景を明かす。

「参政党は春先から、参院選に向けた街頭演説で各地を回っていました。6月には新宿駅西口に数百人規模が集う大演説会を行ったのですが、他の候補者はもちろんのこと、詰め掛けた聴衆の9割ほどがマスクをしていない、“ノーマスク”集会だったのです。その群衆を、一般歩行者が避けるように足速に通り過ぎていたのが印象的でした。

神谷氏によれば“コロナは風邪”と同様のリスクで、全国の支持者の中には“反ワクチン”に賛同する国民も多くいると思います」

まさ子さんもまた、彼らと同様にワクチン対策を支持する1人、ということなのだろうかーー。

安定剤と睡眠薬を服用していた

レストラン経営時代から講演会活動と、彼女の動向を取材してきた芸能ライターによると、

「当初は“木村拓哉を育てたママ”として食育の大切さを説いてきたまさ子さんですが、講演会で様々な言論者や表現者とコラボしていったためか、次第に講演内容は食育以外のテーマを扱うようになりました。また物事の考え方、捉えたかも柔軟になり、より活動の幅や人脈が広がっていったのは確かでしょう

そして2015年、まさ子さんはとある会員制活動団体のYouTubeチャンネルに出演し、代表者との対談で自身の過去を明かすことになる。家族のために“いい母・いい妻”を務め上げたものの、《私には自分がない》ことに気付かされた彼女。そして育児でもひとり、悩みを抱えてきたと言い、

普通の生活も安定剤がないとできなくなる。夜は睡眠薬を飲まなければ眠れなくなる、というのが16年間続いたんです。でも、家族はそれを知らないと思います。私が言わないから。言えないで、自分でなんとかしようと……

拓哉ら息子たちも知らない、16年間もの間を薬に頼らざるを得なかった壮絶体験を告白したのだった。この頃にはすでに、先の芸能ライターの取材も避けるようになっていたようだ。

「当初はキムタク目当てでレストランに通っていた女性も、まさ子さんの人柄に惹かれてファンになり、講演会にも熱心に通っていた人も多い。突然の直撃取材にも嫌な顔ひとつせずに、申し訳なさそうに“何も話せないのよ”としつつも、こちらの仕事を汲んでくれてコメントをくれることもありました。

そんな頼まれたら断れない人の良さがあって、いや、人から頼られること、求められることに喜びを感じているようにも見えましたね。参政党のYouTubeに出演したのも、おそらくはお願いをされたからで“ノーマスク”や“反ワクチン”のことは知らなかったと思いますよ」

政治家転身を勧められたら

木村家には現在、家族が帰るべき“実家”がない。両親は千葉県内の自宅を手放し、それぞれが別の場所に住む“別居”状態を長らく続け、息子の拓哉や義娘・工藤静香、孫のCocomiやKoki,らとも距離を置いているようだ。まさ子さんは母親や妻の役割から解放されて、今は1人の女性として歩んでいるのだろう。

動画では神谷氏の、参政党の重点政策に賛同していたまさ子さん。最後に「もしも総理大臣になったら、これだけは絶対にやりたいことは?」と聞かれると、

「う〜ん、やっぱり教育ですね。自分が日本に生まれ、そして育ち、そしてまた子どもを産み育ててもらえた、この日本の国をやはり知ること。知らないであの世にいくのはちょっと申し訳ないかなという思いもありますし、知ったからには若い方々にも、“こんないいところいっぱいあるよ”って。

だから一方通行の言葉だけを聞かないで、片方から(言葉が)来たら、“えっ? じゃあ、こちらの方からは”っていう、そんなふうにちょっと俯瞰して見れるような幅を持ってもらいたいなっていう(教育をしたい)。自然の中で遊んでほしい」

“キムタクの母”ではなく“木村まさ子”として頼まれたら、日本をより良くするために政治家転身、国政進出なんて日も遠くはないのかもしれない。

週刊女性PRIME [シュージョプライム]より転用

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