ソフトボール盛り上げる! 28年ロス五輪での復活へ知名度爆上がり作戦、選手の素顔紹介「ワオコレ」独占入手
- スポーツ
- 2022年6月22日
日本女子ソフトボールリーグ機構が、選手の素顔を写真などで紹介するウェブ特集「Wow!Collection」(通称ワオコレ)を大幅リニューアルすることが21日、分かった。これまで、上野由岐子投手(39)=ビックカメラ高崎=ら昨夏の東京五輪で金メダルに輝いた15選手に限定していた選手名鑑の掲載を、今年3月から始まった新リーグ「JDリーグ」に参戦する全16チーム321選手に拡大。近日中に公開される予定で、全選手が一丸となり、知名度アップを図る。
今年3月に新リーグ「JDリーグ」を旗揚げしたソフトボール界が、新規ファンの獲得に向けて動きだす。選手の魅力を深掘りしたウェブ特集「ワオコレ」をリニューアル。生年月日や出身校といった一般的なプロフィルにとどまらず、カラオケの十八番や幸せを感じる瞬間など全321選手の素顔に迫った選手名鑑を近日中に公開する。JDリーグのホームページからアクセスできる。
個性が伝わるコアな情報だけでなく、普段は見ることのできない貴重な写真がアップされるのも特徴。東京五輪で、チームのピンチを何度も救って金メダル獲得に貢献した後藤希友(みう)投手(21)=トヨタ自動車=は、カラオケの十八番に人気バンド、Official髭男dismの「115万キロのフィルム」を挙げ、泣き顔も披露。日本のレジェンド、上野は喜ぶ顔を公開するなど、お宝ショットがめじろ押しだ。
ソフトボールは日本が金メダルを獲得した2008年北京五輪以降、12年ロンドン、16年リオデジャネイロ大会と五輪競技から除外されていた。東京五輪で復活し、日本は〝13年越しの連覇〟を達成したが、2年後の24年パリ五輪は再び実施競技から外れた。
28年ロサンゼルス五輪での復活へ、リーグの盛り上がりは必須。JDリーグの関係者は「ワオコレで日本代表クラスからダイヤモンドの原石の発掘まで、お楽しみいただきたい」。まずは選手個人に親近感をもってもらい、ファン拡大につなげる。(武田千怜)
■JDリーグ 全16チームが参加し、東西に分かれて戦う。レギュラーシーズンは同地区内で各3試合、他地区と1試合を行い、計29試合で争われる。東西地区の1~3位と、東西地区の4位で勝率の高い方の計7チームがポストシーズンに進出。トーナメント方式で年間王者を決定する。正式名称は「Japan Diamond Softball League」。ダイヤモンドには、女性アスリートの輝きなどの意味も込められた。
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