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広瀬アリスが休養発表 妹・すずとの切磋琢磨の7年間、弱音を吐かぬド根性


© NEWSポストセブン 提供 『恋なんて、本気でやってどうするの?』の撮影を行っていたアリス(2021年10月撮影)

《ここ数年とにかく前を見て駆け抜けてきたのですが どうやらちょこっとお休みが必要のようです》

4月25日、広瀬アリス(27才)が自身のツイッターで「芸能活動の休止」を報告。2日前の23日には、9月に出演予定だった舞台『薔薇とサムライ2-海賊女王の帰還-』の降板が発表されていた。

「降板発表時、所属事務所はメディアの取材に“休養するわけではない”と説明していました。ですが一転して本人が休養を発表したことに、安堵した関係者も少なくありません。ここ数年、アリスさんの体調を気にかける声が相次いでいたんです」(芸能関係者)

アリスは現在放送中の4月期ドラマ『恋なんて、本気でやってどうするの?』(フジテレビ系)と『探偵が早すぎる 春のトリック返し祭り』(日本テレビ系)で、異例の主演“掛け持ち”をしている。さらに、出演映画『劇場版ラジエーションハウス』、『バブル』の公開を控え、CM契約本数は11本を数える。オーバーワークを指摘する声もあるが、体調不良の要因はそればかりではない。

「実はアリスさんは、以前からめまいや頭痛に悩まされていたんです。それなのに、彼女は弱音を一切吐かず、“がむしゃらに働く時期は必要。いまは倒れるまで働きたい”と口に出して自分を鼓舞してきたんです。バスケットボール少女だったこともあって、性格は体育会系。だから体調不良も根性で乗り越えていたんです」(前出・芸能関係者)

前だけを見ていたのは、妹・広瀬すず(23才)との“切磋琢磨”の影響が大きいのかもしれない。アリスは2008年に『ファイブ』(NHK)で女優デビュー。2010年に昼ドラ『明日の光をつかめ』(フジテレビ系)で昼ドラ史上最年少でヒロインを演じ、期待の新人として注目された。その後は脇役で実績を積み、役柄に合わせた習い事を始めるなど努力を重ねていた。

一方、妹のすずが『幽かな彼女』(フジテレビ系)で女優デビューしたのは、2013年のこと。下積みを続けるアリスとは対照的に、すずは瞬く間に女優の階段を駆け上がった。

「すずさんはデビューから2年後の2015年に、『学校のカイダン』(日本テレビ系)で主演を務めました。翌年の2016年には、映画『ちはやふる -上の句-』と『怒り』で日本アカデミー賞の優秀主演女優賞と優秀助演女優賞をダブル受賞。わずか3年で若手ナンバーワン女優と呼ばれるまでになったんです」(映画関係者)

妹の活躍が目立ち始めると、アリスは「すずの姉」と揶揄されるようになっていた。

「責任感の強いアリスさんは、デビュー当時から期待に応えられないことに罪悪感を抱いていました。次第に塞ぎ込むことが増え、仕事に身が入らないことも多くなっていたんです。そんな期間が7年ほど続きました」(アリスの知人)

今日の活躍につながる転機となったのは、2017年に放送された連続テレビ小説『わろてんか』(NHK)への出演だった。アリスは「これでダメだったら女優を辞めよう」と覚悟を決めて撮影に挑み、コミカルな女性芸人の役を好演。これが業界関係者の目にとまりオファーが急増した。

だが皮肉にも、この成功がアリスを苦しめることになる。冒頭の休養宣言の前日に放送された『ボクらの時代』(フジテレビ系)で、アリスは「主役を演じる機会が増え、心に余裕がなくなった。座長の自分が“引っ張らなきゃ”“笑顔でいなきゃ”と追い込んでしまう」と胸の内を明かした。

「あの7年間に逆戻りしてはいけないという気持ちもあったのでしょう。だからこそこれまで以上の根性で、乗り越えようとしてしまったのかもしれません」(前出・アリスの知人)

「すずの姉」と呼ぶ人はもういない。ゆっくり静養して、自然体で戻ってきてほしい。

NEWSポストセブンより転用


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