ソフトボール・NECプラットフォームズ 16日ホーム開幕戦、エース・大塲亜莉菜「攻める投球をしたい」
- スポーツ
- 2022年4月15日
ソフトボール女子JDリーグの東地区に所属するNECプラットフォームズ(掛川市)が、16日にビックカメラ高崎、17日には大垣ミナモ(ともに午後2時・掛川いこいの広場)のホーム開幕戦に臨む。10日の戸田中央戦(1〇0)では、エース大塲亜莉菜(24)が延長8回ノーヒットノーランの快投。旧・日本リーグで昨季2部3位(8勝6敗)だったチームもサヨナラ勝ちで1部初勝利を飾った。“下克上軍団”が、地元で一気に上昇気流へと乗る。
頼れる大黒柱の快投劇だ。開幕3連敗で迎えた戸田中央戦で、大塲が「人生初」のノーヒットノーランを達成。「9回投げるつもりでブルペンにいたので(8回サヨナラの瞬間は)見られなかった。(記録は)試合後に知りました」。7年目で1部初勝利を手にしたエースに溝江香澄監督(36)は「チームの柱になった」と目を細めた。
大記録&劇的勝利の自信を胸に、ビックカメラ高崎に食らいつく。昨年の日本リーグ1位で東京五輪金メダルのエース・上野由岐子(39)らを擁する強敵だ。トップカテゴリーでも戦えることを確信した三島市出身の大塲は「攻める投球をしたい」と女王相手に真っ向勝負を挑む。
「学びの一年」と話していた指揮官は「(4戦目の)良いタイミングで勝ち星がついた」とうなずき「立ち向かっている姿、戦っている姿を(地元の方へ)見せたい」と今季初の連勝へ闘志を燃やした。(森 智宏)
〇…ルーキー・竹内みのり(22)が打線を引っ張る。2日のデンソーとの開幕戦(1●2)では「実業団1号」を放ち、全4試合(1勝3敗)クリーンアップでスタメン出場。戸田中央戦(10日)では、8回2死満塁で打席に入り、相手投手の暴投を呼ぶ“サヨナラの打者”となったが「打ちたかった」と残念な表情を見せた。フルスイングが持ち味の22歳が、次こそ自らのバットで殊勲打を放つ。
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