JOC山下泰裕会長、引退小平に感謝「勝負よりも大事なことを教えていただいた」
- スポーツ
- 2022年4月13日
スピードスケート女子で18年平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)500メートル金メダリストの小平奈緒(35=相沢病院)が12日、現役引退を表明した。出身の長野県内で会見を行い、10月に地元で行われる全日本距離別選手権を「ラストレース」に定めた。17年には日本女子で初となる世界記録を1000メートルで樹立。500メートルでは16年10月から2年余りで37連勝を記録した。半年後に控える最後のレースで「現役最高」のパフォーマンスを発揮する。
JOC山下泰裕会長が小平をねぎらった。「彼女の立ち居振る舞いはスポーツ人のかがみ。平昌五輪の女子500メートルで金メダルに輝いた時、幸運にも私は会場にいたが、李相花選手を気遣って喜ぶ周囲を『しーっ』と口に人さし指を当てて制していた」と紹介。「我々が目指す、憧れられるアスリートの姿勢そのもの。北京五輪は満足いく成績ではなかったと思うが、勝負よりも大事なことを教えていただいた」と感謝した。
◆長野五輪男子500メートル金メダリスト清水宏保氏 金メダルを取った18年平昌五輪のピークの時期を持続させてきたのは素晴らしい。残り半年のスケート人生を楽しんでほしい。
コメントする