安藤友香「優勝するという目標で頑張ります」海外勢と真っ向勝負誓う【名古屋ウィメンズマラソン】
- スポーツ
- 2022年3月12日
名古屋ウィメンズマラソン(13日・バンテリンドームナゴヤ発着、中日新聞社など主催)に出走する8人の招待選手が11日、名古屋市内のホテルで記者会見し、7月の世界選手権(米オレゴン州)の代表入りを目指す安藤友香(27)=ワコール=が初のマラソン優勝を目標に掲げた。世界歴代4位の記録を持つルース・チェプンゲティッチ(ケニア)や同8位の記録を持つロナチェムタイ・サルピーター(イスラエル)らと序盤からレースを引っ張り、世界への切符をつかむつもりだ。
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招待選手8人が一堂に会した記者会見場。厳粛な雰囲気の中、今大会での目標を聞かれた安藤は開口一番ではっきり言い切った。「優勝するという目標で頑張ります」。前を鋭く見据えたまま、海外勢と真っ向勝負での優勝を誓った。
自己ベストは出場する日本人選手最速の2時間21分36秒。国内選手では頭一つ抜けた存在だが、今大会には2時間17分台の自己ベストを持つ海外勢2人が出場する。チェプンゲティッチは2019年世界選手権金メダリストで、サルピーターは20年東京マラソンで優勝した実績がある強敵だ。
世界歴代10傑に入る自己記録の2人がレースを引っ張る展開が予想されるが、安藤は「第1集団でいかせていただきます」と宣言。「強い、素晴らしい選手と一緒に走らせてもらう。挑戦者として優勝を目指し、どこまで勝負できるか挑戦しながら頑張りたい」と果敢に世界レベルの戦いに挑んでいく。
海外のライバルは調整が順調な様子。チェプンゲティッチが「距離を積むことに重きを置いてきた。準備はいつも通りできている」と自信を見せれば、サルピーターも「ケニアで8週間トレーニングしてきた。練習はうそをつかない」と不敵な笑みを浮かべた。
6日の東京マラソンでは一山麻緒(24)=ワコール=が日本人トップとなる2時間21分02秒をマーク。チームメートの好走に安藤は「すごく刺激をいただいた。自分も頑張ろうという気持ちになりました」とか。過去2度の名古屋でのマラソンはいずれも2位。強敵相手にマラソン初優勝をつかみ取り、24年パリ五輪への弾みとする。
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その他の主な出場選手の談話は以下の通り。
▽川内理江(6日の東京マラソンで岡山・興譲館高の先輩の新谷仁美が好走)「自分もあれくらいのレベルで走らないと世界が見えてこないと感じた。自己ベストを更新したい」
▽細田あい(積極的に走ることを宣言)「守る立場ではないので、挑戦する気持ちを大事にしたい。ゆくゆくは日本代表として走れるようないい試合にしたい」
▽シニード・ダイバー(東京五輪10位、5年ぶりのウィメンズ出場)「今回は高地トレーニングや風の強いメルボルンでの練習を取り入れた。それが体の強さにつながれば」
中日スポーツより転用
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