松田聖子、亡き娘・神田沙也加さんと「一緒に歌っていきたい」 FC会報で明かした胸中
- エンタメ
- 2022年3月8日
娘・神田沙也加さん(享年35)の死を乗り越えて、いよいよ歌手・松田聖子(59)が再始動する。昨年12月18日、沙也加さんは札幌市内のホテルから転落して亡くなった。愛娘の急死にともない、聖子は年末に予定されていたディナーショーを中止し、大晦日のNHK紅白歌合戦への出場も辞退した。
【写真53枚】白Tシャツ姿の神田沙也加さん、アップ。他、夫と手つなぎデート姿の松田聖子なども
沙也加さんの父親で元夫である俳優・神田正輝(71)が『朝だ!生です旅サラダ』(テレビ朝日系)への生出演を続けた一方で、聖子は表舞台から遠ざかっていた。しかし、1月30日に沙也加さんの四十九日法要を終えて、そろそろ活動復帰ということだろうか。4月9日~10日にGRANDプリンスホテル新高輪、5月5日~7日にホテルニューオータニ大阪で『松田聖子 プレミアムディナーショー2022』を開催することが発表された。
「2020年は新型コロナ感染拡大、2021年は沙也加さんのことがあったため、聖子さんがディナーショー大阪公演を行うのは約2年半ぶりです。久々の大阪公演ということもあって、即完売することが予想されます」(レコード会社社員)
ディナーショーに先駆けて、3月5日より聖子のオンラインショップで新グッズも発売された。
「新グッズは、3月10日の誕生日を記念したものです。今年、聖子さんは60歳になります。還暦という大きな節目を復帰のタイミングとしたのかもしれませんね。また、同時期にファンクラブ会報も発送されたようです」(前出・レコード会社社員)
会報はどんな内容だったのか? 数十年来の聖子ファンが明かす。
「4ページにわたって、聖子ちゃんからのメッセージがつづられていました。沙也加さんとの思い出を振り返り、娘を失った悲しみを吐露しています。聖子さんは何もできない日々を過ごしていましたが、沙也加さんが亡くなって2か月経った頃、『私がこんなふうに悲しんでいるだけではいけない』と思い直したそうです。
『これからは彼女のぶんまで歌っていきたい。彼女と一緒に歌っていきたい』という決意表明に、私も涙が止まりませんでした。会報では6~8月にさいたまスーパーアリーナ、大阪城ホール、日本武道館など5都市8公演をめぐる大規模なコンサートツアーを開催することも発表されました。再スタートを切った聖子ちゃんを応援していきます」(聖子ファンの50代女性)
聖子と沙也加さんは、母娘の確執でも注目を集めた。沙也加さんが舞台『ダンガンロンパ THE STAGE〜希望の学園と絶望の高校生〜』で共演した俳優・村田充と2017年に結婚した際は(2019年に離婚)、沙也加さんが聖子の事務所から独立し、聖子も娘の結婚式に出席しなかったことが「母娘の断絶」と取りざたされた。
しかし、聖子にとって沙也加さんが愛する娘だったことに間違いはない。1997年にリリースした『私だけの天使〜Angel〜』では、沙也加さんへの愛情を込めて自ら作詞を担当した。「天使」「宝物」「生きがい」と娘への愛情を歌う同楽曲のシングルのジャケットには、母娘で繋いだ手の写真があしらわれていた。
確執と和解を繰り返し、近年はメディアでお互いについて語る機会もなかったが、聖子の胸には彼女なりの娘に対する愛情が常にあったのだろう。沙也加さんの想いも背負って、これからも聖子は歌い続ける──。
コメントする