「こんなにバズるのか!」袴田吉彦「あな番」出演が転機に
- エンタメ
- 2021年12月7日
ドラマ「あなたの番です」を映画化する『あなたの番です 劇場版』(12月10日公開)で、久住譲を演じる袴田吉彦。ドラマ版では、久住と“袴田吉彦”本人の一人二役を担い、放送時は大きな話題となったことについて、「まさか袴田吉彦ってこんなにバズるのかなって」と当時の反響を振り返った。
2019年に2クール連続で放送された「あなたの番です」は、年の差カップルの手塚菜奈(原田知世)と翔太(田中圭)が、引っ越し先のマンション「キウンクエ蔵前」で殺人ゲームに巻き込まれるさまを描いた作品。袴田は、「俳優の袴田吉彦によく似ている」と言われることにコンプレックスを抱く「キウンクエ蔵前」の住人・久住を演じた。
久住は、殺したい人の名前を紙に書くというゲームで“袴田吉彦”と書き、第5話では“袴田吉彦”本人が殺されるのだが、袴田は、「(ドラマ出演が決まり)衣装合わせに行った時に、『袴田吉彦死ぬから』と言われて(笑)。だから俺の役は5話で死ぬんだと思っていました。そうしたら(久住との)二役だったので『なんのこっちゃ!?』と(笑)」と驚きつつ撮影に挑んだそうだ。
セルフパロディーや自虐的なセリフの数々が話題となり、第5話の放送時には、“袴田吉彦”がTwitterのトレンド入りした。その時の反響について「ものすごかったです! まさか袴田吉彦ってこんなにバズるのかなって。僕のことを知らないような小学生や中学生とかも“袴田吉彦”と。フルネームで覚えられることがなかったので」と振り返る。「これだけ反響があると『あなたの番です』さまさまでしたね。仕事が増えました!」と破顔。放送中、仕事で会う人には、「犯人が誰か教えてほしい!」「犯人を言わないで!」と言われ、熱狂ぶりを肌で感じた。
また、「台本は、1話終わったら2話、2話終わったら3話としか渡されないので、誰が死ぬとか全然わかっていなかったんです。それがよかったのかな」と当時を思い返し、「観ている人よりも僕らが楽しんでいました。キャスト同士でも推理していましたけど、全然わからなくて(笑)。プロデューサーに聞きにいくこともありました。(原田)知世さん(演じる菜奈が)死ぬことを全然知らなくて! しかも(前半パートの)10話でもう出ないのか! と。あれが一番の驚きで、みんな本当に驚いていました。主役死ぬんだ(笑)! と」と出演者たちも視聴者と同じように物語の展開に衝撃を受けていたという。
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