『M-1』決勝進出9組、際立つ“非吉本”勢の台頭 直近5年で最多の4組
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- 2021年12月3日
『M-1グランプリ2021』ファイナリスト (C)ORICON NewS inc.
漫才日本一を決める『M-1グランプリ2021』準決勝が2日、東京・NEW PIER HALLで行われ、決勝進出9組が発表された。インディアンス、真空ジェシカ、モグライダー、ゆにばーす、ロングコートダディ、オズワルド、錦鯉、もも、ランジャタイがファイナルに駒を進めたが、吉本以外に所属しているコンビの台頭が目立つ形となった。
初の決勝進出となったのは、真空ジェシカ、モグライダー、もも、ランジャタイ、ロングコートダディの5組。オズワルドは3年連続、インディアンスは2019年以来2回目、ゆにばーすは18年以来3回目、錦鯉は2年連続でファイナリストになった。決勝進出者の中で、吉本以外の所属芸人は真空ジェシカ、モグライダー、錦鯉、ランジャタイの4組になった。
敗者復活を除いた9組に絞って、直近の5年の数字を見てみると、2017年~19年は1組、20年は3組となっている。今回の『M-1』準々決勝にて、吉本芸人の割合に切り込んだ漫才を披露したラパルフェの都留拓也は、自身のツイッターで「55.5%。始まって以来の数字の低さ、今年は搾取が変わるかもしれないな」とつぶやいており、画期的な年であることがうかがい知れる。
歴代王者を眺めてみると、過去16回で非吉本芸人の優勝は2002年のますだおかだ、04年のアンタッチャブル、07年のサンドウィッチマンの3組のみ。14年ぶりとなる“非吉本”の優勝が実現するか、吉本勢が待ったをかけるか、そちらの戦いにも注目が集まりそうだ。
決勝は、ABCテレビ・テレビ朝日系列で12月19日の午後6時34分から午後10時10分まで、これに先駆けて敗者復活戦は同日の午後2時55分から午後5時25分まで放送される。
司会は今田耕司(15回目)と上戸彩(10回目)、審査員は松本人志(15回目)、オール巨人(9回目)、上沼恵美子(9回目)、中川家・礼二(7回目)、富澤たけし(5回目)、立川志らく(4回目)、塙宣之(4回目)の7人(※回数順、同数の場合は50音順)。4年連続で同じ審査員が顔をそろえるのは、M-1史上初となる。
■『M-1グランプリ』直近の決勝進出者(敗者復活を除いた9組)
2017年 吉本:ジャルジャル、かまいたち、マヂカルラブリー、ミキ、さや香、とろサーモン、和牛、ゆにばーす 非吉本:カミナリ
2018年 吉本:和牛、霜降り明星、ゆにばーす、見取り図、かまいたち、スーパーマラドーナ、ジャルジャル、ギャロップ 非吉本:トム・ブラウン
2019年 吉本:インディアンス、ミルクボーイ、オズワルド、見取り図、かまいたち、からし蓮根、ニューヨーク、すゑひろがりず 非吉本:ぺこぱ
2020年 吉本:アキナ、マヂカルラブリー、見取り図、ニューヨーク、おいでやすこが、オズワルド 非吉本:錦鯉、東京ホテイソン、ウエストランド
2021年 吉本:インディアンス、ゆにばーす、ロングコートダディ、オズワルド、もも 非吉本:真空ジェシカ、モグライダー、錦鯉、ランジャタイ
■M-1グランプリ
優勝者一覧【参加組数】
2001年度 中川家【1603】
2002年度 ますだおかだ【1756】
2003年度 フットボールアワー【1906】
2004年度 アンタッチャブル【2617】
2005年度 ブラックマヨネーズ【3378】
2006年度 チュートリアル【3922】
2007年度 サンドウィッチマン【4239】
2008年度 NON STYLE【4489】
2009年度 パンクブーブー【4629】
2010年度 笑い飯【4835】
2015年度 トレンディエンジェル【3472】
2016年度 銀シャリ【3503】
2017年度 とろサーモン【4094】
2018年度 霜降り明星【4640】
2019年度 ミルクボーイ【5040】
2020年度 マヂカルラブリー【5081】
オリコンより転用
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