伊藤美誠、五輪休養明け筋肉痛でブランク驚き「なんじゃそりゃ」世界卓球で再出発
- スポーツ
- 2021年11月5日
卓球女子で東京五輪混合ダブルス金メダルなど3種目でメダルを獲得した伊藤美誠(21)=スターツ=が4日までにオンラインで取材に応じた。五輪後初戦となる世界選手権(23日開幕、米ヒューストン)ではシングルス、女子ダブルスの2種目に出場する。五輪のシングルス、団体戦では中国勢に敗れただけに「リベンジできるワクワクがある。中国選手に勝つことが目標。2種目で優勝するという目標を頭に置いて、楽しんでリラックスしながらやり切りたい」と決意を新たにした。
五輪から約3カ月。大会後3週間の休養から明けると、練習後に筋肉痛に襲われたといい、「こんなに(卓球を)長年やっているのに(落ちるのは)超あっという間。なんじゃそりゃって思った」と想像以上のブランクに苦笑い。ただ、現在はしっかり感覚を取り戻している様子で、「今はすごくいい感じ。五輪の時よりも強いんじゃないかなと感じている」と再出発への手応えを口にした。
世界選手権のシングルスは中国勢が5人出場するなど、上限2人の五輪以上にハイレベルな戦いとなるが、「中国選手全員と戦いたい気持ちが強い」と逆に心待ちにしている様子。日本勢で優勝すれば52年ぶりの快挙となる。
現在、中国勢に割って入る形で世界ランク3位につけている日本のエースは「大げさに捉えると、中国選手対(それ以外の)海外選手(という構図)になっているんじゃないかと感じていて、そこを一番に引っ張っていけるような選手でありたい。そこを目標に、世界選手権で中国選手を倒して一番になりたい」と自身を打倒中国の急先鋒(せんぽう)と位置づけ、「1回戦で中国選手と対戦しても大丈夫な準備をしていきたい。あとはリラックスして、どの選手とも余裕を持ってやることが一番大事」と心構えを明かした。
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