水球Kingfisher74が優勝 五輪で話題の荒井「SNSをやってよかった」
- スポーツ
- 2021年11月1日
「水球・日本選手権、Kingfisher74 15-8ブルボンKZ」(31日、千葉県国際総合水泳場)
男子決勝はKingfisher74がブルボンKZを15-8で下し、3連覇を果たした。チーム最多タイの5得点をマークした東京五輪代表の荒井陸(27)=Kingfisher74=は「ホッとした。僕たちは日本代表の数が多くて勝つのが当たり前と言われている中で、勝つ難しさも感じていたので嬉しい」と達成感をにじませた。
荒井は水球選手としてプレーしながら「水球というものを何かをきっかけに誰かの目に触れてくれれば」とYouTubeやTikTokなどSNSを積極的に活用して競技の魅力を発信。東京五輪では「メディアではあんまり伝えられていなかったことを僕ら選手が伝えられたら」と選手村にある無料で飲み物がもらえる自販機などを紹介する動画をTikTokに投稿したところ“バズった”。
その成果もあって今大会期間中も会場周辺で声をかけられることがあったという。「注目してもらえていると思うだけでモチベーションも上がるし、僕を知ってもらって水球を知ってもらって周りの選手たちに興味を持ってもらえればと思ってSNSをやっているので、そういう部分ではみんなも声かけられたり。そういうのがあるとSNSをやってよかった」と力に変えている。
2大会連続出場となった今夏の東京五輪では1次リーグで敗退したが37年ぶりの勝利に貢献。来年には世界選手権(福岡)が開催されるが「五輪よりもチーム数も多くて、新しいチームとして出てくる国がある。僕たち(日本)も引退する選手も出て、入れ替わってくるので、そこで日本の良さをまた世界に見せつけられたら。まずは代表に選ばれるところから頑張っていきたい」。SNSとともに自身のプレーで水球の魅力を伝え続ける。
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