小倉智昭「帰ってくる」 肺にがん転移で年内休業、6日から1カ月入院
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- 2021年10月5日
2018年にぼうこうがんの手術を受けたキャスターの小倉智昭(74)が4日、文化放送「くにまるジャパン 極」(月~金曜前9・0)に生出演し、ステージ4のぼうこうがんが肺に転移したことを明かした。昨年11月の定期検査で肺に影が見つかり、その後転移が発覚。抗がん剤治療のため、今月6日から約1カ月入院する。小倉は「まだ元気。痛くもかゆくもない」と現状を報告した。
ぼうこうの全摘出手術から約3年。フジテレビの東京五輪情報スペシャルキャスターとして今夏の大会を熱く視聴者に伝えてきた小倉が、新たな病気を患っていた。
「抗がん剤治療をやるのが信じられない。痛くもかゆくもないからね」
この日、「くにまる―」に出演し、病状を告白した小倉。MCのフリーアナウンサー、野村邦丸(64)から「肉声でリスナーに伝えてください」と水を向けられると、「『肉声』とか言わないでくれる? 在りし日をしのぶみたいな。まだ元気なんだって」と明るく突っ込んだ。
肺がんについては「ステージ4のぼうこうがんの肺への転移」と説明。昨年11月の定期検査で両方の肺に影が見つかり、経過観察を開始。9カ月目に医師から生検を強く勧められ、転移が発覚した。
ぼうこうがんが転移した場合、「体全体のどこに転移しているか分からず切除や放射線治療ができないため、抗がん剤治療しか方法はない」といい、コロナ禍のためまずは6日から約1カ月入院する。治療期間は計4カ月。年内の仕事は休む予定だ。
番組では淡々と経緯を明かしたが、後悔も口に。2016年5月にぼうこうがんが判明した際、医師からは早期の全摘出を提案されたが、別の治療を模索するなど2年半先延ばししていた。小倉は「やはり医療現場で戦っている人たちの声は重い。あのときに早く全摘していたら転移もなかったし、こんな風に苦労することもなかった。気がちっちゃいもんだから…」とポツリ。
番組終了後には報道陣の取材に対応し、「がんの進行が遅いのと小さいから『完治できると思いますよ』と先生には言われているので、それを信頼してゆっくり療養しようかな」と前向き。「74歳にしては人より体力あると思うので大丈夫。帰ってこようと思います」と笑顔で復帰を誓った。
★笠井アナ体力絶賛 小倉「それは昔…」 番組には、3月末で終了したフジ系「とくダネ!」で長年共演した元フジのフリーアナ、笠井信輔(58)と出演。フリーになった直後に悪性リンパ腫を患った笠井が「これから大事な時に(がんに)なってしまう人が多い」と語ると、新しい会社を立ち上げたばかりの小倉も「新しい社員5人を食わせていかなきゃいけないから頑張らないと」と意気込んだ。笠井から「土日で(ゴルフを)4ラウンド回っちゃう人ですから」と体力を絶賛されると、「それは昔。最近は歩いていると息苦しくなる」と苦笑した。
サンケイスポーツより転用
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