都市封鎖中に大量の「KFC」、車で持ち込み図った2人組を逮捕 NZ
- 国際
- 2021年9月22日
新型コロナウイルス感染対策の厳格なロックダウン(都市封鎖)下にあるニュージーランドの最大都市オークランドで19日、ファストフード大手KFCのフライドチキンなどを大量に市内へ持ち込もうとした2人組が逮捕された。
オークランドでは現在、新型コロナの警戒レベルが最も厳しい「レベル4」に設定されている。レストランはテイクアウトも含め閉鎖、住民の外出は禁止されている。
国内のほかの都市は「レベル2」で、レストランやカフェ、バー、ナイトクラブが営業し、住民の外出も認められている。
警察が20日に発表したところによると、オークランド郊外で裏道のパトロール中に不審な車が見つかった。警官らに気付いた車はUターンして逃げたが、最終的に停止した。車内の捜索で、大量のフライドチキンと現金10万NZドル(約770万円)などが押収された。
公開された写真には、フライドチキンのバーレル3個とコールスローのカップ10個、ラージサイズのフライドポテトなどが写っている。
2人組は23歳と30歳の男で、オークランドの南方約120キロに位置するハミルトンから同市へ来たという。法廷で新型コロナ対策法に違反した罪などに問われる見通し。最大で6カ月の禁錮刑と4000NZドル(約30万円)の罰金を科せられる可能性がある。
オークランドは21日深夜以降レベル3に移行し、住民の通学や通勤が許可される予定だ。
コメントする