甲子園、土砂降りで八回表で試合終了 大阪桐蔭が勝利 グラウンドは“泥沼”状態
- スポーツ
- 2021年8月17日
「全国高校野球選手権・1回戦、大阪桐蔭7-4東海大菅生」(17日、甲子園球場)
雨の影響で八回表一死一、二塁で一時中断となり、そのまま午前10時38分に試合終了となった。
小雨の中で午前8時前に試合が開始された。大阪桐蔭が初回に4番・花田の2ラン、三回に2番・藤原、5番・前田のソロで2点得点。五回には3番・池田の適時打で1点を追加した。東海大菅生も二回に1得点。厳しいグラウンド状況の中で七回にも3点を返し反撃したが、届かなかった。
試合は五回に入り雨が本降りとなり、投手がマウンドのぬかるみに足を取られて体勢を崩す場面もあった。ベンチがタイムを取り、内野手がスパイクの泥を取り除いたり、滑り止めを投手に手渡したりしながら試合は進んだ。
五回前のグラウンド整備では、阪神園芸のスタッフが本塁とマウンド付近に新しい土を入れて状態を確認。その後はイニングごとに土を入れて、投手の投球練習を見て踏み出す足の位置に不安がないように確認するなどした。
だが激しい雨に審判が協議のため集まった際には三塁塁審が足を取られる一幕も。八回表には、空振りのバットがすっぽ抜けたり、内野ゴロの球が途中で止まるなど試合にも影響が出る事態に。中断後も雨脚は弱まることはなかったことから、32分間の中断を経て試合終了となった。
雨に泣かされている今大会は、すでに過去最多の5度だった75年以来となる、4度の雨天順延となっている。3度予定されていた休養日も2日消えて残り1日となった。新学期やプロ野球・阪神の日程の問題から主催者は1日4試合の日を増やすなど日程を組み替えて対応してきた。
この日は1回戦2試合、2回戦2試合が組まれ、第2試合は1回戦の近江(滋賀)-日大東北(福島)。第3試合から2回戦に入り、西日本短大付(福岡)-二松学舎大付(東東京)と京都国際(京都)-前橋育英(群馬)が予定されている。
デイリースポーツより転用
コメントする