大竹しのぶ「一緒に黙祷できたら良かったのに…」 広島原爆の日 IOC「黙祷せず」の決定に
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- 2021年8月6日
女優の大竹しのぶが6日、自身のインスタグラムを更新。広島への原爆投下から76年を迎え、心境をつづった。
歌手のさだまさしのインスタグラムを引用し「私も朝テレビをつけても何も起こらなかった。ほんとにさださんの言う通り世界中の人が来ている今だから、一緒に黙祷出来たら良かったのになあ。世界中の人が被爆国である日本にいるのだから」と記した。
さだは自身のインスタグラムで「少し残念だったことは、IOCが五輪開会中におとずれる“ヒロシマの日”に黙祷などのセレモニーをしないと決定したことでした。黙祷は“政治的な活動”でも“思想的な活動”でも無いのですが、それを政治・思想的に利用する人々があることを懸念したようですね」とし、「今更アメリカへの恨みを伝えたいのでも無く“私たちは戦闘員では無い数十万人の一般市民を一瞬にして奪われた被害者です”などと声高に訴えたいのでもなく、五輪がきっかけで世界からこの国に集まり、その日の朝を一緒に迎える世界中の人々と“二度と起きないように”という想いを込めて一瞬でも心を重ねて祈ることができたらいいな、と思っていたので、個人的に少し残念だったのです」と私見をつづっていた。
さらに「このことがさほど話題にならないくらい(時間が経つというのはそういうものですが)戦後76年を迎えた日本人のほとんどは原爆忌のことを忘れてしまったようです。自分達が行わない黙祷をこういうときだけ世界に求めることの方が不自然だと思いますが、もしも日本人のほとんどが毎年その時、その時間に必ず黙祷を続けていたのならばIOCも違う決定をしたのかもしれない、と思ったり…」と記した。
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