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エンゼルス・大谷 チーム3年ぶり1―0決勝打!今季82打点 ゲレロに1差


<エンゼルス・アスレチックス>アスレチックスに勝利しマウンドでポーズを取る大谷(撮影・沢田 明徳)© スポーツニッポン新聞社 <エンゼルス・アスレチックス>アスレチックスに勝利しマウンドでポーズを取る大谷(撮影・沢田 明徳)

◇ア・リーグ エンゼルス1ー0アスレチックス(2021年7月31日 アナハイム)

虎の子の1点を叩き出した。エンゼルスの大谷翔平投手(27)が31日(日本時間1日)、「2番・DH」で出場したアスレチックス戦で貴重な一打を放った。3回1死一、二塁で決勝の右中間二塁打。チームはこの1点を守り切り3年ぶりの1―0勝利を挙げた。今季82打点で、トップのゲレロ(ブルージェイズ)に1点差。本塁打との2冠争いで一歩も引かず打ち続ける。

2試合連続で零敗を喫していたエ軍にとって、実に21イニングぶりの得点。誰よりも頼れる大谷のバットから生み出された。3回1死一、二塁でアービンの90マイル(約145キロ)直球を右中間へ。速度110・6マイル(約178キロ)の弾丸二塁打に、本拠のスタンドは大歓声。塁上ではア軍の遊撃手アンドルスと笑顔で言葉を交わし、飛び切りの「翔平スマイル」を見せた。

チームは4投手の完封リレーでこの1点を守り切った。ジョー・マドン監督は「(先発の)バリアが素晴らしかった。大事な場面でいい球を投げていた」とご機嫌。チームにとって「1―0完封」は18年9月11日のレンジャーズ戦以来3年ぶりで、大谷にとっても自身の挙げた1打点での1―0勝利は日米通じて初体験となった。

これでシーズン82打点とし、トップのゲレロに再び1差。37本塁打は2位のゲレロに4本差で、2冠へ向けて視界は良好だ。シーズン162試合に換算すると128打点ペース。05年に松井秀喜(ヤンキース)がマークした116打点を超え、本塁打に続き最多記録更新も見えている。

28日(日本時間29日)にベンチでファウルを当て、右手親指を痛め2日連続で屋外ではキャッチボールを行わなかった。「良くはなっているが、まだ明確な新しい情報はない」とマドン監督。次回先発は未定だが、それまでは打者として勝利に導く。

スポーツニッポンより転用


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