中国 WHOが提案した発生源めぐる2度目の調査を拒否
- 国際
- 2021年7月23日
中国の衛生当局が、新型コロナウイルス発生源をめぐる2度目の調査を拒否。
中国の衛生当局は22日、WHO(世界保健機関)が提案している武漢市での2度目の調査について、受け入れない考えを示した。
中国・衛生当局「(2度目の調査は)常識を尊重せず、科学に基づいていない。この調査計画を受け入れることはできない」
衛生当局は、「調査目的が実験室から漏れたかどうかに重点が置かれている」などと指摘したほか、「すでに明確な結論が出ている問題は、再調査するべきではない」と強調した。
さらに、今後は各国が協力し、世界的な調査が必要との立場を示した。
このニュースについて、フジテレビ・風間晋解説委員に聞く。
三田友梨佳キャスター「中国が再調査を拒否ということですが、どう見ていますか」
風間解説委員「WHOのテドロス事務局長の提案が、先週16日の金曜日です。実質3日で、きょう木曜日の午前中にお断りの正式回答がきました。そう考えると、テドロスさんは、だめもとで提案していた。中国は予定通り拒否なのでしょうね。このまま、ここまで武漢のウイルス研究所を閉ざすのは、やはり都合が悪いことがあるからと考えられても仕方がありません。1回目の調査も散々遅延させたうえに、現地での調査内容も、行動も大きく制限し、報告書も歯切れが悪くなりました。バイデン大統領は、情報機関に新型コロナの起源を調査するよう命じていて、その報告期限まであと1カ月なんです。今度の25日には、シャーマン国務副長官が訪中して、王毅国務委員兼外相と会談しますが、これが真相解明につながるのかどうか、駆け引きはヤマ場だと思います」
三田キャスター「中国には透明性のある対応が求められますし、犠牲になられた方のためにも真実が明らかになってほしいと思います」
FNNプライムオンラインより転用
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