「つらい1年だった」大坂なおみ選手 ツアー棄権後初の公の場でスピーチ
- スポーツ
- 2021年7月13日
テニスの大坂なおみ選手(23)がニューヨークで行われた米大手スポーツ専門チャンネルESPN主催のスポーツ選手の表彰式に出席し、5月末の全仏オープン棄権以来、初めての公の場でファンに笑顔を見せた。
大坂なおみ選手は、7月10日にニューヨークで行われた米大手スポーツ専門チャンネルESPNによる表彰式で「最優秀女性アスリート」に選ばれ、登壇。
「少し緊張しているから、長いスピーチはしたくない」と断った上で、「すべてのサポーターやファンにありがとうと言いたい。今年はまだ終わっていないけれど、多くの私たちにとってつらい1年だったと思う。私からは、みんなのことが大好きだと言いたい」と笑顔を交えて語った。
大坂選手は2021年5月末に全仏オープンでの記者会見への出席を拒み、その後、大会を棄権。自身のインスタグラムで、グランドスラム(4大大会)で初優勝を果たした2018年の全米オープン以来、長い間うつ病に苦しんできたことを明かした後、2021年6~7月のウィンブルドン選手権も欠場していた。
2021年7月、米TIME誌に『大丈夫じゃなくても、大丈夫』(原題『It’s O.K. Not to Be O.K.』)と題したエッセーを寄稿し、メンタルヘルスの観点からも、伝統的なスポーツ選手の記者会見の形式を、よりよいものに見直してほしいと訴えていた。
大坂選手は、7月6日に自身のFacebookに日本語のメッセージを投稿。「東京オリンピックは出場します。なぜなら、日本は私が生まれた国であり、大切な母国だからです」として、7月23日に開幕する東京オリンピックには日本代表として出場する意欲を見せている。
ハフポスト日本版より転用
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