巡査長を書類送検 女子高生とみだらな行為 群馬県警
18歳未満の少女とみだらな行為をしたとして、群馬県警が県青少年健全育成条例違反の疑いで、県警の巡査長を前橋地検に書類送検していたことが8日、分かった。県警は巡査長を本部長訓戒の内部処分とした。県警は個人の特定につながることを理由に所属などを明らかにしていないが、関係者によると、巡査長は県警本部に所属する20代男性で、被害者は県内の女子高校生とされる。
巡査長の書類送検容疑は4月上旬、会員制交流サイト(SNS)で連絡を取り合っていた少女(17)が18歳未満と知りながら、勤務時間外に県内でみだらな行為をした疑い。
県警監察課によると、容疑を認め、「強く後悔し、反省している」と話しているという。少女とは業務中に知り合い、個人の連絡先を交換して連絡を取り合っていたという。処分は6月7日付。
同条例違反容疑に絡む処分は、停職や減給といった懲戒とすることが多いが、今回は内部処分にとどめた。理由について同課は「事案の内容を総合的に勘案した」とし、詳細は明らかにしていない。
一方、被害者の少女は上毛新聞の取材に対し、自身が警察官を志望しており、巡査長から「採用試験の問題を教える」と言われ会ったと説明。「(巡査長を)絶対に許せない。県警は適正な捜査をしてくれなかったと感じる」などと訴えている。
また、県警が県内警察署に勤務する巡査2人をそれぞれ本部長注意としたことも判明。うち1人は昨年11月~今年5月ごろ、捜査対象者と不適切な交際をしていた。情報漏えいなどはなかったという。この巡査は依願退職した。
別の1人は4月、拳銃を指定された保管庫でなく、署内の机で不適切に保管していた。保管庫の点検で判明した。県警は、保管していたのは第三者の手の届く場所ではなかったと説明している。
今年1~6月の県警職員の処分は計6人となった。
上毛新聞より転用
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