逮捕の警察官 侵入したのは同僚女性宅 規律違反きっかけ、調べた私用スマホ・PCに痕跡 鹿児島県警
鹿児島県警は1日、正当な理由なく同僚女性宅に侵入したとして、住居侵入の疑いで、いちき串木野署地域課の男性巡査部長(31)=日置市伊集院町猪鹿倉=を逮捕した。「間違いない」と容疑を認めている。
逮捕容疑は2020年2月5日、当時奄美署で同僚だった奄美市内の女性宅に侵入した疑い。県警によると、2人に交際など個人的な関係はなく、犯行は勤務時間外だった。犯行動機や時間帯、窃盗被害の有無は捜査中として明らかにしていない。巡査部長は21年3月、同署からいちき串木野署に異動した。
県警によると、巡査部長に関する別の規律違反疑いを今年に入って調査。その中で、私用のスマートフォンやパソコンなどから、女性宅に入ったことを裏付けるデータが見つかり、本件が発覚した。規律違反の内容は「調査中のため答えは差し控える」としている。
県警の樋渡公義首席監察官は1日、記者会見し「誠に遺憾。県民を守るべき警察官としてあるまじき行為で、県民の皆さまに深くおわび申し上げる。今後、捜査を尽くし厳正に対処する」と陳謝した。
県警では20年2月、30代の男性警察官が児童買春・ポルノ禁止法違反(買春)容疑で逮捕、罰金30万円の略式命令を受け懲戒免職処分となっている。
南日本新聞より
コメントする