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櫻井翔と相葉雅紀「NHK東京五輪ナビ」決定の背景に、“嵐は2人まで”ルールのナゾ


嵐© 週刊女性PRIME 嵐

6月23日、嵐の相葉雅紀と櫻井翔が『NHK 東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター』を務めることが発表された。

「2人ともスポーツの仕事経験が豊富であることを買われました。相葉さんは2016年から2019年までNHKで放送されたスポーツバラエティー番組『グッと!スポーツ』でMCを務め、櫻井さんは2008年の北京オリンピック以来、6大会すべてを取材した実績がありますからね」(スポーツ紙記者)

過去の経験に加えて、2人が硬軟併せ持ったコンビであることも評価されたようだ。

櫻井さんは障がい者スポーツに対する知識も深く、事前の下調べも綿密に行います。コメント力もありますし、ナビゲーターにはうってつけです。一方の相葉さんは、そのキャラクターも大きかったのでは。選手の中には取材慣れしておらず、緊張する人もいるので、相葉さんの天真爛漫で誰とでもすぐに打ち解けられる性格に選手はリラックスできますよ」(テレビ局関係者)

オリンピックの“顔”となる2人に期待が高まっているが、ファンの間では“別の期待”があった。

「ナビゲーターは当初5人でやる予定でしたが、新型コロナウイルスの影響でオリンピック開催が延期に。ただ、昨年末で嵐が活動休止してからも、NHKは定例会見で“協議中”と繰り返していました。そのためファンの間では、“オリンピック中の期間限定で再結成するのでは?”という声が上がっていたんですよ」(同・テレビ局関係者)

新たな“嵐ルール”が適用された

“再結成”が叶わなかったのは、芸能活動を休止している大野智の影響が大きかったようだ。

「大野さんはかねてから、“一度、芸能界から離れてのんびり過ごしたい”と話していました。そのため、期間限定で活動することに対しても否定的な反応だったといいます。ほかの4人は、リーダーのそんな気持ちを酌んだのでしょう」(同・テレビ局関係者)

嵐には“1人がイヤだと思ったことはやらない”というルールがある。今回は、それに加えて“新たなルール”も適用された。

今年から、メンバーの共演は2人にしているんです。現在は4人が活動しているので、大野さんを除いた4人でテレビに出ると、彼の不在が目立ってしまう。3人で出た場合も、もう1人のメンバーがはずされたように見えてしまいます。世間からの見え方を考えた結果、“嵐が出るときは1人か2人”という暗黙のルールができたそうです。“仲間はずれに見えるメンバーをなくす”という、ジャニーズ事務所の狙いがあるのでしょう」(広告代理店関係者)

とはいえ、オリンピックという大舞台に嵐の4人が出れば、話題性もある。そのため、一時はこんな案も浮上して─。

「NHKの中では、4人が日替わりでナビゲーターを務める案も検討されていました。月曜日は二宮和也さん、火曜日は相葉さん……という“嵐シフト”を組むんです。日替わりであれば、“2人ルール”を破ることになりませんからね。ただ、それでもやはり大野さんの不在が目立つため、実現しなかったといいます」(同・広告代理店関係者)

『ジャニーズは努力が9割』(新潮社刊)の著書があり、ジャニーズ事情に詳しい霜田明寛氏は、ナビゲーターが2人になった背景に、NHKがファンの思いを酌んだこともあるのではないかと指摘する。

「嵐はメンバー同士のかけあいが魅力で、ファンもそういう姿を見たがっています。活動休止以降、メンバー同士のかけあいは減ってしまいました。ファンによって多少意見は分かれるかもしれませんが、4人の日替わり出演でメンバー同士のかかわりが見られないよりは、“2人で仲よく話す姿が見たい”という気持ちを酌んだのかもしれません

『カイト』が歌えない…

紆余曲折を経て、大役をつかんだ相葉と櫻井のことを、ほかのメンバーも喜んでいることだろう。ただ、2人の心の中には“未練”が燻っている。

『カイト』を歌えないことを悔やんでいます。この曲は米津玄師さんが作詞作曲し、オリンピックに向けて作られました。今年も使用することが発表されましたが、相葉さんと櫻井さんからすれば、オリンピックで披露するために作った曲なのに、全員そろって歌えず、複雑な思いなのでは」(レコード会社関係者)

彼らの気持ちが晴れないのも無理はない。この曲には、5人の特別な思いが込められていたからだ。

「CDシングルとしては活動休止前に作った最後の作品で、ジャケットには大野さんが描き下ろした絵画が使われたんです。そんな曲をスタジオで聴く2人も、テレビで聴くほかのメンバーも、“オリンピックでファンのために歌えなくて申し訳ない”という気持ちになるのではないでしょうか。もちろん、誰が悪いわけでもないんですけどね」(同・レコード会社関係者)

25周年はグループ崩壊の年

ただ、いつまでも後ろを向いているわけではない。すでに、全員の脳裏に“活動再開の日”が思い浮かんでいる。

「2019年の活動休止会見で、“解散ではない”と強調していました。再び集まるタイミングとして、デビュー25周年を迎える2024年が最適だと思いますよ。その前年である2023年は、松本潤さんがNHK大河ドラマ『どうする家康』で主演を務めます。1年間“嵐の松本”がフィーチャーされ、翌年に復活となれば、これ以上ないサプライズになりますからね」(芸能プロ関係者)

5人が25周年に焦点を定める背景には、ジャニーズ事務所の“負の連鎖”を断つ意図もあるようだ。

「ジャニーズファンの間で“25周年はグループ崩壊の年”とささやかれているんです。SMAPは25周年に解散し、TOKIOは元メンバーの山口達也さんが“事件”を起こした影響で25周年ライブができず、グループは“独立”。これまでに目立ったトラブルのなかったV6も、昨年行われた25周年の配信ライブのときに、解散を決めていたといいます。そうしたマイナスイメージの強い年に嵐が“復活”すれば悪いイメージを払拭できますよ」(同・芸能プロ関係者)

1999年のデビューから多くの壁を乗り越え、トップに上り詰めた嵐。そんな5人に“明けない夜はない”はず!

 

週刊女性PRIME [シュージョプライム]より転用

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