巨人 ストップ・ザ・虎 メルセ先陣 マシンガン継投で7差独走に待った
- スポーツ
- 2021年6月15日
正念場をどう乗り越えるのか-。巨人は18日のリーグ戦再開後、最初のカードで首位・阪神と3連戦(甲子園)を戦う。ゲーム差は今季最大の「7」。直接対決で何とか差を縮めたいところだ。リーグトップ273得点の阪神打線に惜しみなく投手をつぎ込み、一戦必勝で臨む。
打倒・宿敵への強い決意の表れだと感じる。宮本投手チーフコーチは「前半戦のヤマ場」と語り“必勝ローテ”を組む。先陣を切るのが虎キラー・メルセデス。阪神戦は通算10試合で5勝2敗、防御率1・58を誇る。
2戦目はリーグトップタイ6勝の戸郷。3戦目に菅野を投入する見通しだ。だが、エースは右肘違和感から復帰後2戦2敗で、13日・ロッテ戦では本来の投球に比べ球速が落ちており今後、状態を見極めるもよう。代役を立てる場合は高橋になるだろう。今季6勝の左腕は阪神戦通算8試合で4勝1敗、防御率1・96と相性は抜群。いずれにせよ最善の3人を阪神にぶつける。
リリーフ起用も打倒・阪神を意識する。「3連投あるぞ、と。フル回転でいきます。タイガースさんも調子いいですし、そこに合わせて」。8日・オリックス戦では9投手のリレーを敢行。猛虎打線に対しても相性や打者の右左を考慮して総動員し、一人一殺の“マシンガン継投”で封じる作戦も考えられる。
強力打線を封じ込めない限り、今カードも厳しい戦いとなる可能性が高い。あの手この手を駆使して虎の独走に“待った”をかけにいく。
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