いきものがかり、“3人がかり”ラストステージ 7月末めどに脱退の山下穂尊「2人を見守って」
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- 2021年6月12日
人気ユニット、いきものがかりが11日、地元・神奈川県の横浜アリーナで約6年ぶりとなる有観客ツアーの最終公演を開催。ギター担当、山下穂尊(38)が7月末をめどに脱退するため、この日が3人でのラストライブとなった。
アンコールのステージ。故郷が誇る憧れの舞台で最後を迎えられたことに喜びをかみしめる山下は「一つ大きな犠牲を払って、新しい世界に飛び出していこうと思います」と報告。今後は創作活動を展開する予定で、「もし良かったら山下穂尊を、何より〝新生いきものがかり〟の2人を温かく見守っていただけたら、こんなに幸せなことはないです」と呼びかけると、デビューから15年ともに頑張ってきたボーカルの吉岡聖恵(37)は涙を流した。
最後の公演では「YELL」「ありがとう」などのヒット曲をはじめ、山下が結成時に作曲した「地球」など20曲を熱唱。息の合ったパフォーマンスで収容人数の半数以下となる会場の5000人と、配信を視聴しているファンを魅了した。
途中、ギターの水野良樹(38)が22年前の結成時からつけていた日記を持参し、路上ライブをしていた当時の思い出話に花を咲かせる場面も。「ほっち君(山下)にあげるよ」とプレゼントされた山下は黙読し、「ツイッターを始めて公開しようかな」と笑わせた。
公演終盤、「思い残すことはない」という山下の言葉に吉岡は「この3人だからきょうのステージに立てている。この3人だからみんなが集まってくれている。でも、今以上に山下穂尊は、いきものがかりは輝いていきたい」と決意表明。水野も「すごく寂しい。だけど、これが自分たちにとっては最も自分たちらしい選択」と涙した。
3人でのラスト演奏はデビュー曲「SAKURA」。最後は山下の音頭で1本締めを行い、それぞれの旅立ちを迎えた。
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