五輪海外選手団が初入国 ソフトボール豪州、群馬で合宿
- スポーツ
- 2021年6月1日
東京オリンピック(五輪)に出場するソフトボール女子豪州選手団を乗せた飛行機が1日午前7時半ごろ、成田空港に到着した。内閣官房によると、新型コロナウイルスの影響による大会延期後、五輪本番に向けた海外選手団の入国は初。選手団は空港で検査を受けるなど必要な手続きをとり、事前合宿先の群馬県太田市に専用バスで向かう予定。
選手団29人(選手20人、スタッフ9人)は成田空港第1ターミナル南ウイングに着くと、一般客10人が降りた後、「Aussie Spirit」などと書かれたそろいの黒いマスクや緑色のジャージーなどを着て、姿を見せた。待ち構えた報道陣に、手を振り、笑顔も見られた。
新型コロナウイルス感染対策のための空港の検疫では、一般客と同様、2列に並んだパイプいすに座り、健康状態などを確認する書類の配布を受けた。手続きを待つ間、ヘッドホンで音楽を聴いたり、ウクレレを触ったり、談笑したりする選手もいた。
豪州のホストタウンの太田市によると、選手らは大会直前の7月17日まで約1カ月半、市内のホテルに滞在し、日本の実業団チームとの練習試合を予定している。
豪州代表は過去の4大会で銀メダル一つ、銅メダル三つを獲得した強豪国。21日には五輪1次リーグが全競技を通じて最も早く開幕し、福島県営あづま球場で日本と対戦する。
選手団は全員新型コロナのワクチンを接種しており、PCR検査は豪州を出国前に2回実施。入国時に成田空港でも検査を受け、事前合宿中も毎日、PCR検査を受ける。計画されていた市民との交流行事はすべて取りやめとなったが、市は練習試合を市民が見学できるよう調整を進めている。
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