大迫勇也が5発!W杯予選2戦連続ハット達成はアジアの大砲・高木琢也以来24年ぶり
- スポーツ
- 2021年5月29日
「W杯アジア2次予選、日本10-0ミャンマー」(28日、フクダ電子アリーナ)
日本は10-0でミャンマーに大勝し、2試合を残して9月開始の最終予選進出を決めた。史上初の2試合連続2桁得点で6戦全勝、F組1位が確定した。開始早々にMF南野拓実(26)=サウサンプトン=が先制点を奪い、FW大迫勇也(31)=ブレーメン=が5得点を挙げ、W杯予選2試合連続ハットトリックを達成した。2次予選は新型コロナウイルスの影響で日程が大幅に変わり、F組の残り試合は感染防止対策を講じて日本で集中開催される。日本は6月7日にタジキスタン、同15日にはキルギスと対戦する。
10発大勝の中でも主役は大迫だった。「試合前から取れるだけ点数を取りたいと思っていて、チームメートからいいボールがきた。ゴール前で勝負できたので感謝したい」。前半22分、左サイドのDF長友からのクロスに頭で合わせた得点を皮切りに自己最多の5発をたたき込んだ。
モンゴル戦に続き、W杯予選2試合連続ハットトリックを達成。同予選ではFW高木琢也が1997年9月にマークして以来24年ぶり2人目の快挙となった。代表通算得点も23に伸ばしたが、「積み重ねなので今に満足せず次もプレーするだけ」と試合後の会見で表情は変えなかった。
5得点のうち2得点は長友からのアシスト。「試合前からも常にここに欲しいと言っている。その通りにボールがきた」。長年代表でともに戦うからこその得点でもあった。
5、6月にこの試合を含めて計5試合を戦う日本代表だが、森保監督がA代表で招集したFWは大迫と浅野の2人のみ。その中で大迫には後半にキャプテンマークを託し、フル出場させる信頼ぶりだった。
今季、所属のブレーメンでは24試合に出場したものの、先発7試合のみで無得点と苦しんだ。チームも最後まで不振を抜け出せず、41年ぶりの2部降格を経験。それでも「代表は別物なので、そこは切り替えた」と前向きに臨んだ。
最終予選進出は決めた。次戦の国際親善試合・ジャマイカ戦(3日、札幌)からオーバーエージを含むU-24代表のメンバーが抜け、新たに国内組が加わる。「常にベストメンバーで戦えるわけではない。いろんな選手にチャンスが出てくる。次も楽しみ」と大迫。不動の地位にあっても気を緩めることなく、結果を残し続ける。
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