村井・宮城県知事は27日、全国知事会のオンライン会議に県庁から参加した。新型コロナウイルスワクチンに関する政府からの情報提供が遅いとして、「(太平洋戦争中の)大本営発表のような形になっている」と述べ、強い不満を示した。
村井知事は、情報提供の遅れによって県内の医師会から批判を受けていることを紹介し、「早め早めにしっかり情報を出すよう(政府に)伝えていただきたい」と求めた。
村井知事は会議後、記者団に「情報が錯綜さくそうし、混乱が生じてはいけないこともあると思う」と政府の対応に一定の理解を示す一方、「医師会に情報が流れず、非常に医療現場が困っている」と訴えた。
県内では医療従事者向けの先行接種が19日に始まった。今後は3月の1週目に医療従事者向けの優先接種に使われるワクチンが県内に届く予定だが、具体的な日程や供給量は示されていないという。
読売新聞より転用
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