韓国の新規コロナ感染者1097人 過去最多=5日連続1千人超
- 国際
- 2020年12月20日
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は20日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から1097人増え、累計4万9665人になったと発表した。市中感染が1072人、海外からの入国者の感染が25人だった。1日当たりの新規感染者数は過去最多をし、5日連続で1000人を超えた。特に19日の検査件数は週末であるため、平日より2万件近く少なかったにもかかわらず、感染者は最多を更新した。
韓国で新型コロナ感染状況の悪化に歯止めがかからない。新規感染者数の規模が防疫対策「社会的距離の確保」のレベルを5段階のうち最も高い第3段階に引き上げる基準(全国の1日当たりの新規感染者800〜1000人以上、または急激な感染者増)を既に満たしている状況で、感染者が増え続けている上、重症者や死亡者の増加、病床不足など、防疫指標は悪化の一途をたどっている。政府はこの日午後、丁世均(チョン・セギュン)首相主宰の対策会議を開き、「社会的距離の確保」のレベルの引き上げを含め、さまざまな対策を議論する。
新たに確認された市中感染者1097人を地域別にみると、ソウル市が470人、京畿道が244人、仁川市が62人で、首都圏が776人を占めた。
首都圏以外では江原道が55人、慶尚南道が49人、釜山市が33人、全羅北道が29人、大邱市が25人、済州道が24人、慶尚北道が23人、忠清南道が19人、忠清北道が14人、光州市が13人、蔚山市が5人、全羅南道が4人、大田市が3人だった。
主な感染事例をみると、介護療養型医療施設や病院、宗教施設などを中心に感染者が続出した。
李明博(イ・ミョンバク)元大統領が収監されているソウル東部拘置所では185人の感染者が出た。李氏は陰性だった。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは25人で、このうち9人は空港や港湾での検疫で判明し、16人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から15人増えて計674人となった。韓国国内の平均致死率は1.36%。
重篤・重症患者は278人で、前日比3人増加した。
19日の検査件数は3万6847件で、前日より1万9603件少なかった。陽性率は2.98%。
中央防疫対策本部は毎日午前に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
聯合ニュースより転用
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