女子は広島・世羅が5年ぶりV 5区でムッソーニが驚異の区間新で42秒差逆転 高校駅伝
- スポーツ
- 2020年12月20日
「全国高校女子駅伝」(20日、たけびしスタジアム京都発着=5区間)
世羅(広島)が5年ぶり2回目の優勝を飾った。最終5区で42秒差の8位でタスキを受けたテレシア・ムッソーニ(3年)が従来の記録を23秒更新する14分37秒の驚異的な区間新記録の快走。残り1・5キロ地点でトップに立っていた神村学園(鹿児島)シンシア・バイレ(3年)をかわし7人抜きで首位に立つと、そのままゴールテープを切った。
新型コロナウイルスの感染予防のため、無観客で開催された。女子は2年ぶりの女王奪還を狙った神村学園(鹿児島)、連覇をかけた仙台育英(宮城)、8年ぶりの制覇を狙う立命館宇治(京都)などがしのぎを削った。
1区は北九州市立・酒井美玖(3年)が独走。2位仙台育英に22秒差をつける19分18秒の区間賞でタスキを繋いだ。同校は3区までトップを守った。立命館宇治、須磨学園(兵庫)、仙台育英、世羅が追う展開。4区で立命館宇治が首位に立った。
2区まで11位と出遅れていた神村学園は3区で中須瑠菜(3年)が区間賞の走りで6人抜きして5位に浮上。5区は19秒差の5位でタスキを受けたバイレが積極的な走りでいったんはにトップに立った。世羅は1区で4位につけたが、2区で8位、3区で9位、4位で8位と順位を下げていた。アンカーのムッソーニの快走で最後は神村学園・バイレをかわした。
最終順位は1位・世羅、2位・神村学園、3位・仙台育英、4位・北九州市立、5位・立命館宇治。
デイリースポーツより転用
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