「エール」最終回 異例コンサートで21・8%!放送再開後最高で有終の美 7話連続大台でフィニッシュ
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- 2020年11月30日
俳優の窪田正孝(32)が主演を務めたNHK連続テレビ小説「エール」(月〜土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)の最終回(第120話)が27日にコンサート形式で放送され、平均世帯視聴率は21・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが30日、分かった。第118話(11月25日)の20・8%を1・0ポイント上回り、9月14日の放送再開後の番組最高を更新。異例のコンサートに注目が集まり、有終の美を飾った。
コロナ禍による2カ月半の放送中断が響き、再開後は18〜19%と苦戦したが、第114話(11月19日)から7話連続大台20%超えでフィニッシュ。最終週(第24週、第116〜120話、11月23〜27日)の週平均20・7%(ビデオリサーチ調べのデータを基に算出)も放送再開後初の大台超え&最高をマーク。最後に盛り返した。番組最高は第37話(5月19日)の22・1%。
朝ドラ通算102作目。男性主演は2014年後期「マッサン」の玉山鉄二(40)以来、約6年ぶり。モデルは「栄冠は君に輝く」などで知られ、昭和の音楽史を代表する作曲家・古関裕而(こせき・ゆうじ)氏(1909―1989)と、妻で歌手としても活躍した金子(きんこ)氏。昭和という激動の時代を舞台に、人々の心に寄り添う曲の数々を生み出した作曲家・古山裕一(窪田)と妻・音(二階堂ふみ)の夫婦愛を描いた。
最終回は、窪田が司会を務める「『エール』コンサート」と題した特別編。劇中登場してきた古関さんの名曲の数々から、オールキャストが「長崎の鐘」など全9曲を熱唱した。10月22日、東京・渋谷のNHKホールで収録。本編のドラマパートは一切なく、全編15分コンサートは朝ドラ最終回史上初とみられる前代未聞のフィナーレ。音楽の力を描き、本職のミュージカル俳優を多数起用した今作ならではの企画となった。
初回(3月30日)は朝ドラ6作連続大台超えとなる21・2%と好スタート。放送休止前は、第4週(第16〜20話、4月20〜24日)から第13週(第61〜65話、6月22〜26日)まで週平均は10週連続大台超えと好調に推移。早稲田大学の応援歌誕生を描いた第8週「紺碧の空」(第36〜40話、5月18〜22日)の週平均21・8%は番組最高となった。
しかし、2カ月半の放送中断を挟み、9月14日に第14週&第66話から再スタートしたものの、18〜19%台にダウン。それでも、残り3週となってから泉澤祐希(27)志田未来(27)宮沢ら新キャストを惜しげもなく投入。裕一の盟友・村野鉄男(中村蒼)の生き別れた弟、裕一の弟・浩二(佐久本宝)の結婚、裕一の娘・華(古川)の結婚、初回の藤堂先生(森山直太朗)の墓参り、小山田先生(志村けんさん)が生前、裕一に書いた手紙など、怒涛の展開で伏線を回収。最終回のコンサートまで一気に駆け抜け、尻上がりに数字を上げた。
スポニチアネックスより転用
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