紅白は有観客開催準備 嵐ラスト生で見られる可能性
- エンタメ
- 2020年11月3日
無観客での実施が発表されている「第71回NHK紅白歌合戦」(12月31日午後7時30分)が、観客を入れての開催を含めて準備を進めていることが2日、分かった。コロナ禍の状況を見ながら、ゴーサインが出た時に備えた対処だ。また、同局はこの日、紅組司会に女優二階堂ふみ(26)白組司会に俳優大泉洋(47)、総合司会に4年連続でタレント内村光良(56)が決まったと発表した。 ◇ ◇ ◇ NHKは今年9月、前田晃伸会長の定例会見の中で、紅白歌合戦の無観客開催を発表した。同会長は「新型コロナウイルスの感染拡大防止を最優先にしたいとご理解いただきたい。出演者の方々、スタッフも密を避けて、対策を徹底したい」と説明した。 とはいえ、コロナ禍でも、Go To トラベルが実施されたり、プロ野球の試合で制限緩和の実証実験も始まった。エンタメにおいても、観客が歓声や声援を行わないイベントなどは収容率を100%まで可能とするなど、少しずつ制限緩和の方向に向かっている。 NHKも同ホールから生放送を行う歌番組「うたコン」を、10月13日から有観客で開催。1階席は無観客も、2、3階席には密にならないよう配慮しながら観客を入れている。11月は3回、12月も1回、有観客での放送が決まっている。 そんな現状から、紅白も、最後まで有観客での開催をあきらめてはいないようだ。今後の新型コロナウイルスの感染状況などを鑑みながらだが、少しでも観客を入れて開催できると判断した場合に備え準備しているという。同局関係者は「紅白は大みそかのお祭り番組。観客がいるホールで出演者が歌唱し、一体となってこそ、ステージが盛り上がる」と話している。 出演者は未発表だが、今年の紅白はこの日を最後に活動を休止すると発表している嵐が注目を集めるとみられ、そのパフォーマンスを生で見ることが出来れば貴重な機会になりそうだ。
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